マウンテンベースというがこのまま事務所にできる日産 キャラバン…東京オートサロン2022

日産 CARAVAN MOUNTAIN BASE CONCEPT(東京オートサロン2022)
日産 CARAVAN MOUNTAIN BASE CONCEPT(東京オートサロン2022)全 6 枚

日産自動車が東京オートサロン2022に出品した『CARAVAN MOUNTAIN BASE CONCEPT』は、移動する山小屋をイメージしたカスタムカーだ。だが、内装を見るとこれはオフィスとして使えるのでは?

日産の資料によれば、昨年マイナーチェンジしたキャラバンをベースに「トレイルランナーが山で遊びつくすための基地」となっている。木目調の内装とシンプルな空間。ボディサイド内側に沿ったカウンターテーブル以外は内装家具などはほとんどない。逆にいかようにも荷物やグッズを展開できるということだ。

ウィンドウは電子シェードになっていて窓と壁(不透明化)を切り替えることができる。壁面の見た目はフラットな木目パネルだが、その表面に透過式フィルムディスプレイが貼り付けられている。そのため壁がそのままシームレスなディスプレイになる。デモカーには運転席との仕切りに大型ディスプレイが埋め込まれていた。こちらは映画や動画を楽しむためということだろう。

ルーフには可動式のソーラーパネルが装備されパネルの角度や向きが変えられる。ソーラーパネルに対応したポータブルバッテリーも搭載しているので、キャビン内は家電製品なども使える。

イメージは山小屋というが、シンプルで洗練された内装はそのまま移動オフィスとして使えそうだ。コロナパンデミックによる生活スタイルの変化によって、リモートワークも一定の認知が進んでいる。ベンチャー企業などはオフィスを最小限にダウンサイズする動きもある。フリーランスや個人事業主で自宅を事務所にしている人は、こんな車があれば事務所をこのキャラバン(のような装備の車)にしてもいいはずだ。電源は確保されるので、モバイルルータとスマホとPCがあれば不可能ではない。

この仕様でEVキャラバンを日産は出すべきではないだろうか。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る