レンジローバー 新型、受注開始…7人乗り3列シートやPHEVも設定

レンジローバー
レンジローバー全 43 枚

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ランドローバーのラグジュアリーSUVであるランドローバーレンジローバー』新型の受注を1月17日から開始した。

レンジローバーはラグジュアリーSUVというカテゴリーを築いたモデルであり、それ以降50年以上にわたり、快適性とあらゆる地形に対応する走破能力でラグジュアリーSUVセグメントをリードしてきた。第5世代目となるレンジローバー新型は、そのDNAを受け継ぎながら、モダンさと美しさ、洗練されたテクノロジー、シームレスなコネクティビティを兼ね備えたモデルへと進化した。

◆モダン・ラグジュアリーを定義するデザイン

レンジローバー新型は、世代を超えて受け継がれてきた特徴的な3つのライン(ルーフ、ウエスト、シル)をはじめ、ショートオーバーハング、クラムシェルボンネット、格式高いフロントエンド、直立したフロントガラス、実用的なスプリットテールゲート、テーパー形状でボートテールのようなリアなど、世代を超えてひと目でレンジローバーとわかるDNAを継承する。

そして、新デザインのフロントグリルやエアインテーク、目立たないようにした新開発のウエストレールフィニッシャーが作り出す切れ目のないウエストライン、凹凸のないサーフェイス、点灯するまでその存在に気づかない縦型リアランプなどを装備。ひとつの塊から削り出したようなすっきりとしたデザインは空気抵抗係数(Cd値)0.30の実現にも貢献している。

レンジローバー SVセレニティレンジローバー SVセレニティ

◆様々な素材や仕上げから選択できるインテリア

インテリアは従来の上質なレザーに加え、手触りがよく革新的なテキスタイルのウルトラファブリックや高級テキスタイルメーカーKvadrat社との共同開発によるウール混紡テキスタイルによる素材など、様々な素材、仕上げから選択できる。さらに、最先端テクノロジーと洗練されたデザインを融合し、まるでサンクチュアリ(聖域)のような空間を作り上げている。

広々とゆとりのある室内には、ハプティック(触覚)フィードバック機能付きの新開発13.1インチのフローティング式フルHDタッチスクリーンを装備した最新のインフォテインメント・システム「Pivi Pro」をはじめ、2つの11.4インチHDタッチスクリーンと8インチリアシートタッチスクリーンコントローラーからなるリアエンターテインメントシステム、スピーカーと照明を備えたテールゲートイベントスイートなど、利便性を高める機能が充実。また、第3世代となる新アクティブノイズキャンセレーションやクリーンで快適な室内空間を提供する「空気清浄システムプロ」などの新機能も初採用し、静寂でクリーンな室内空間を提供する。

レンジローバー PHEVレンジローバー PHEV

◆航続距離100kmのPHEVもラインアップ

レンジローバー新型は、完全新設計の「MLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)」を採用し、比類なき走破性、機敏なハンドリング、最上級の洗練性を実現。MLA-Flexは内燃エンジン(ICE)、プラグインハイブリッド(PHEV)、フルバッテリー電気自動車(BEV)など、あらゆるパワートレインに対応できるよう設計している。また、新たに3.0リットル直列6気筒ガソリンエンジンと105kWの電動モーターを組み合わせたPHEVモデルもラインアップ。EVでの最大航続距離は100km(WLTP値)を達成する。

走破能力も大きく進化している。先進のエアスプリングを使用し軽量でコンパクトな5リンクリアアクスルをはじめ、ツインバルブモノチューブダンパー、オールホイールステアリング、ダイナミックレスポンスプロなどを初採用。インテグレーテッドシャシーコントロール(ICC)で制御し、レンジローバーならではのオフロード走破能力と穏やかな乗り心地を実現する。

レンジローバー(7人乗り)レンジローバー(7人乗り)

◆3列7人乗りを初設定

ボディタイプはスタンダードホイールベース(SWB)とロングホイールベース(LWB)の2種類。シートレイアウトは4人乗り(SV LWBのみ)、5人乗りに加え、レンジローバー初となる3列7人乗り(LWBのみ)を用意。3列目もフルサイズシートになっており、セミアニリンレザーシート、4ゾーンクライメートコントロール、パワーシート、シートヒーター、タスクライティング、USBソケット、インテリジェントシートフォールドを標準装備する。

また、ランドローバーのスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)の技術者が開発・設計を手掛け、ラグジュアリーとパーソナライゼーションを極めた「レンジローバーSV」を新たに導入する。SV専用のデザインディテールやオプションを用意し、ツートンカラーになったシートや、セラミック素材を初採用。2つのデザインテーマ「SVセレニティ」と「SVイントレピッド」があり、4人乗りの「SVシグネチャースイート」も用意する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る