交通事故データとタクシー配車システムを連携、交通事故防止に向けた実証実験開始

損保ジャパン、電脳交通、第一交通産業
損保ジャパン、電脳交通、第一交通産業全 4 枚

損保ジャパン、電脳交通、第一交通産業の3社は、交通事故データとクラウド型タクシー配車システムを連携させた新たな安全運転支援ソリューションを導入し、交通事故防止の効果等を検証する実証実験を共同で開始した。

【画像全4枚】

損保ジャパンは、通信機能付きドライブレコーダーを活用した安全運転支援ソリューションを提供し、事故の無い社会の実現に向けて取り組んできた。また、自動車の事故対応を通じて蓄積された膨大な交通事故データを活用した新たな価値創出についても検討を進めてきた。また、電脳交通と第一交通は2020年10月に資本業務提携を締結して以降、電脳交通の配車システムを第一交通グループのタクシー配車業務に順次導入。業務の効率化や円滑なサービスの提供を実現し、コロナ禍でも地域交通を支えてきた。

今回の実証実験では、損保ジャパンが保有する数百万件の交通事故データを加工して事故多発地点統計データを作成。そのデータを電脳交通のクラウド型タクシー配車システムに連携し、配車タブレット上に表示させる。配車タブレットは第一交通グループの山梨県・愛知県・和歌山県下のタクシー車両522台に順次設置。タクシー車両が配車システムに登録されている事故多発地点周辺を通りかかると、注意喚起を促すアラート音が流れ、タクシードライバーに対して安全運転の意識を向上させる。これにより、交通事故防止の効果がどの程度あるのか、またドライバーの行動変容にどれくらい寄与するのか等を3社で検証する。

3社は実証実験の結果を踏まえ、交通事故防止に資する新たな安全運転支援ソリューションの開発およびそれと連動した保険商品の開発へ向けた検討を連携して進めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  2. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  3. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  4. 15年の沈黙を経て...アウディ『RS6 セダン』、デジタルで先行復活!
  5. メルセデスベンツ『GLC』新型、V8エンジンなるか!…12月のスクープ記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る