ハイパーEVのリマック、電動パワートレインなどのテクノロジー部門を分社化

リマック・ネヴェーラ
リマック・ネヴェーラ全 6 枚

リマックグループ(Rimac Group)は1月18日、リマックテクノロジー社を独立した企業として、分社化すると発表した。これにより、リマックグループは、傘下にブガッティリマック社とリマックテクノロジー社を持つことになる。

リマックテクノロジー社では引き続き、高性能バッテリーシステム、電動ドライブユニット、電子システム、ユーザーインターフェース部品のエンジニアリング、開発、生産、供給における活動を拡大していく。

現在、リマックテクノロジー社は、欧州の主要自動車メーカーと協力して、ハイパーEVの『ネヴェーラ』の開発で培われたエンジニアリングのノウハウを応用しながら、さまざまな製品を手がけている。従来からのポルシェ、ヒュンダイ、キア、アウトモビリピニンファリーナ、ケーニグセグ、アストンマーティンなどとの協力に加えて、新たなパートナーと複数のプロジェクトを進めている。

リマックテクノロジー社は、2024年までに生産能力を増強し、電動パワートレインを含めて、年間数万規模の高性能システムを製造していく。

リマックグループのメイト・リマックCEOは、「ハイパーカーと部品ビジネスの市場は完全に異なるため、テクノロジー事業を分離することは自然なステップ。新しい組織構造により、新技術を他社に供給する前に、自社のハイパーカーでテストを行うなど、相乗効果を生かしながら、潜在能力を最大限に発揮できるようになる」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. クラシックな雰囲気が人気! ダムドの『ハイゼット/アトレー』向けカスタムボディキットに新作アイテム3点が登場
  5. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る