ステランティス、全固体電池をEVに採用へ…技術企業への出資が完了

フィアット 500e(参考)
フィアット 500e(参考)全 3 枚

ステランティス(Stellantis)は1月20日、全固体電池技術を手がけるファクトリアルエナジーへの出資が完了した、と発表した。これにより、電動化をさらに加速していく。

プジョー e-208(参考)プジョー e-208(参考)

ステランティスは、高電圧のトラクション全固体電池に関して、ファクトリアルエナジーが保有するテクノロジーをさらに進歩させるための共同開発契約を締結した。この契約には、ステランティスからの戦略的投資も含まれている。

ファクトリアルエナジーは、EVの普及の障壁となっている航続と安全性の問題を解決するテクノロジーのひとつ、全固体電池技術を開発した企業だ。ステランティスは2021年7月に開催された「EV Day」において、2026年までに競争力を備えた全固体電池テクノロジーを導入するという目標を発表した。

シトロエン e-C4(参考)シトロエン e-C4(参考)

ファクトリアルエナジーの技術は 、「FEST(Factorial Electrolyte System Technology)」と呼ばれるファクトリアル電解質システム技術がベースだ。これは安全で信頼度の高い性能を実現する独自の固体電解質と、高電圧・大容量に対応する電極を組み合わせたもので、室温で作動する40Ahセルにまとめられている。

FESTは、従来のリチウムイオンテクノロジーよりも安全で、より長い航続を実現する。また、既存のリチウムイオンバッテリー製造のインフラに対しても、ドロップイン方式で採用が可能、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  2. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  3. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  4. トヨタ ランドクルーザー250 をモデリスタがカスタム…都会派もアウトドア派も
  5. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  6. 日産はなぜ全固体電池にこだわるのか? 8月にも横浜工場でパイロットプラントを稼働
  7. ホンダ『N-VAN』一部改良、急アクセル抑制機能を装備…アウトドアスタイルの特別仕様も
  8. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  9. アルファロメオ『ジュニア』がミラノ・デザインウィーク2024に登場
  10. レスポンスが春割キャンペーンを開催中、「レスポンス ビジネス」法人プランが無料…4月1日~5月31日
ランキングをもっと見る