コルベット に誕生70周年記念車、最強「Z06」も選択可能…米国発表

2種類の専用ボディカラー

ツートンカラーのセラミックレザー内装

2022年後半から米国での販売を開始する予定

最大出力670hpの自然吸気5.5リットルV8を積むZ06

シボレー・コルベット Z06 新型の「70thアニバーサリーエディション」
シボレー・コルベット Z06 新型の「70thアニバーサリーエディション」全 14 枚

シボレーは1月24日、『コルベット』(Chevrolet Corvette)の「70thアニバーサリーエディション」を米国で発表した。2023年のコルベットの誕生70周年を祝うモデルになる。

写真:シボレー・コルベット の「70thアニバーサリーエディション」

◆2種類の専用ボディカラー

コルベットは8世代にわたって、米国のスポーツカーのアイコンでありながら、テクノロジー、パフォーマンス、スタイルの限界を押し広げてきた、と自負する。2023年モデルの「スティングレイ」と新型『コルベットZ06』は、このマイルストーンを70thアニバーサリーエディションで祝福する。

70thアニバーサリーエディションには、2種類の専用ボディカラーが用意される。ホワイトパールメタリックとカーボンフラッシュメタリックだ。オプションのストライプは、ホワイトパールメタリックの場合はサテングレーに、カーボンフラッシュメタリックの場合はサテンブラックとなる。

◆ツートンカラーのセラミックレザー内装

70thアニバーサリーエディションのコルベットは、専用のセンターキャップを備えたアルミホイールを装備する。スティングレイと新型コルベットZ06は異なるホイールデザイン。ダーク仕上げとエッジレッドのストライプは、両モデルに共通している。

インテリアには、ツートンカラーのセラミックレザー「GT2」または「コンペティション」スポーツシート、赤いステッチ、赤いシートベルト、スエードのマイクロファイバーシートインサートとステアリングホイールが採用されている。

さらに、特別な「コルベットクロスフラッグ」を含めた70thアニバーサリーエディションのエンブレム、エッジレッド仕上げのブレーキキャリパー、シート、ステアリングホイール、シルプレートの70thアニバーサリーエディションのロゴ、リアバンパープロテクターとトランクカバー、赤いステッチと70thアニバーサリーエディションのロゴ入りカスタムラゲッジセットが装備される。また、70thアニバーサリーエディションのスティングレイのクーペには、エッジレッドのエンジンカバーも付く。

◆2022年後半から米国での販売を開始する予定

70thアニバーサリーエディションは、2023年モデルのスティングレイ「3LT」と、新型コルベットZ06の「3LZ」のクーペとコンバーチブルモデルの生産が開始される2022年後半から、米国での販売を開始する予定だ。

また、すべての2023モデルのコルベットには、中央のスピーカーグリルに70周年記念プレート、リアウィンドウに専用デカールが添えられる。

コルベットの2023年モデルでは、車両をオーダーメイドでパーソナライズするために、より多くのオプションを設定する。ボディカラーの選択肢は14種類に、インテリアカラーの選択肢は8種類に増やし、何千通りもの組み合わせを可能にしている。

◆最大出力670hpの自然吸気5.5リットルV8を積むZ06

新型コルベットZ06には、新開発の自然吸気5.5リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載する。これまでに製造された自然吸気の量産V8エンジンの出力を超えることを目標に開発された。軽量のフラットプレーンクランク設計により、エンジンは大パワーを生み出すために必要な高回転域に到達することができるという。

新しいエンジンは、パワーだけでなく、サーキットで最大限のパフォーマンスを引き出すように設計されている。8600rpmからのレッドゾーンやフルレーシングスタイルのドライサンプシステム、専用のインダクション&エキゾーストシステムまで、このエンジンはまったく新しいエモーショナル性を演出する、と自負する。

また、このエンジンはDOHC化されており、チタン製インテークバルブとナトリウム充填エキゾーストバルブを支えるデュアルコイルバルブスプリングを採用する。鍛造アルミ製ピストン、鍛造チタン製コネクティングロッドにより、軽量化と高い強度も追求した。新開発のアクティブスプリットインテークマニホールドも導入した。これらにより、新型コルベットZ06は、最大出力670hp/8400rpm、最大トルク63.6kgm/6300rpmを獲得する。従来型よりも排気量を約700cc縮小しながら、パワーは新型が20hp上回っている。


《森脇稔》

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