『スカイライナー』の青砥停車を定期化…列車種別の見直しも 京成・北総・都営・京急の2月26日ダイヤ改正

上りは12号~60号、下りは11号~65号で青砥停車が定期化される京成の『スカイライナー』。成田空港発では21時30分発以降の4本が30分間隔に統一される。
上りは12号~60号、下りは11号~65号で青砥停車が定期化される京成の『スカイライナー』。成田空港発では21時30分発以降の4本が30分間隔に統一される。全 4 枚

京成電鉄(京成)、北総鉄道(北総)、東京都交通局(都営地下鉄)、京浜急行電鉄(京急)は1月25日、ダイヤ改正を2月26日(平日ダイヤは2月28日)に実施すると発表した。次のとおり、成田空港アクセスの向上、列車種別の見直し、深夜時間帯の時刻改善、終電繰上げなどが実施される。

■京成電鉄

成田空港アクセスでは、臨時停車扱いとしていた『スカイライナー』の青砥停車を定期化。同時に、現在、日中80分間隔で行なわれている停車を60分間隔とし、都営地下鉄浅草線や京急線からのアクセス改善が図られる。

また、京成上野・日暮里~成田空港間の速達性向上を図るため、日中に京成本線で運行されている特急の停車駅を拡大した上で快速に変更。下り(成田空港方面)は京成高砂で快速特急からアクセス特急へ、上り(京成上野方面)は青砥でアクセス特急から快速特急へ接続する態勢となる。

このほか、成田空港勤務者などの利便を図るため、成田空港発では23時台に宗吾参道行きを増発し、終電の快速を普通に変更する。平日夜間には都営地下鉄浅草線から京成成田方面への快速特急の一部が特急に変更され、京成佐倉~京成成田間各駅への直通利便が図られる。

成田空港アクセス以外では、北総線を経由する印旛日本医大→京成上野間の『臨時ライナー』が始発駅時刻を5分繰り下げて継続運行される。

■北総鉄道

新鎌ヶ谷~印西牧の原・印旛日本医大駅で普通が上下合わせて平日11本、土休日4本増発される。これにより平日の9時台や土休日の8時台は印西牧の原~新鎌ヶ谷間の上り普通が、平日の18~21時台では新鎌ヶ谷からの下り普通(各駅停車となる特急と普通を含む)がそれぞれおおむね10分間隔の運行となる。

京成線や都営浅草線への直通列車では、泉岳寺行き上り終電の時刻を印旛日本医大~新鎌ヶ谷間で繰り下げる。

■東京都交通局(都営地下鉄)

浅草線内の空港アクセス列車への乗車機会を拡大するため、朝夕と日中10~16時台に運行されるエアポート快特の一部を線内各駅停車とする。これにより西馬込~泉岳寺間の日中は10分間隔での運行となる。

浅草線以外では、三田線の下り終電を西高島平行きから高島平行きに変更し、西高島平行きの終電時刻が繰り上げられる。

新宿線では10~16時台に運行されている急行の一部を各駅停車に変更するほか、平日朝に本八幡発と新宿発を各1本ずつ増発。10両編成列車が拡大される。

大江戸線では平日の早朝時間帯と夕時間帯にそれぞれ2本ずつが増発される。

■京浜急行電鉄

羽田空港アクセスでは空港線で朝の京急蒲田始発を品川始発に変更。平日の『イブニング・ウィング号』では品川発時刻をパターン化し、本数を見直す。

また、久里浜線の末端である京急久里浜~三崎口間では11~15時台がおよそ20分間隔での運行となる。

都営地下鉄浅草線、京成線、北総線直通列車では快速特急の一部がエアポート急行化されるなど、列車種別の変更が行なわれる。

京急では土休日に品川・京急川崎~金沢文庫間で4往復運行されている12両編成(8両に4両増結)の快速特急を運用変更する。品川→金沢文庫間では品川発9時50分・10時10分・10時31分・10時51分の列車に充当。金沢文庫発9時・9時25分・9時46分・10時6分は京急川崎から品川へ延長される。京急では土休日に品川・京急川崎~金沢文庫間で4往復運行されている12両編成(8両に4両増結)の快速特急を運用変更する。品川→金沢文庫間では品川発9時50分・10時10分・10時31分・10時51分の列車に充当。金沢文庫発9時・9時25分・9時46分・10時6分は京急川崎から品川へ延長される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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