BMW 8シリーズ 改良新型、新キドニーグリルで表情変化…欧州発表

イルミネーション付きのキドニーグリル

12.3インチに拡大された「BMWライブコックピットプロフェッショナル」

530hpターボ搭載の「M850i xDrive」グレード

BMW 8シリーズ 改良新型
BMW 8シリーズ 改良新型全 32 枚

BMWは1月26日、改良新型『8シリーズ』(BMW 8 Series)を欧州で発表した。2ドアクーペ、オープンの「カブリオレ」、4ドアクーペの「グランクーペ」が同時に改良を受けている。

◆イルミネーション付きのキドニーグリル

改良新型では、フロントのキドニーグリルが新デザインに。縦バーが「ダブルブリッジ」と呼ばれる新形状になり、「ウォーターフォール」と命名されたイルミネーションで、グリル内部が照らされる。このイルミネーションは、車両のドアが開くと作動し、ドライバーが手動でオン/オフに切り替えることもできる。フロントバンパーのエアインテークも新デザインだ。

可変配光のアダプティブLEDヘッドライト、アダプティブコーナリングライト、防眩ハイビームアシスタントの「BMWセレクティブビーム」が標準装備された。オプションで、「BMWレーザーライト」が選択できる。

全車に、「Mスポーツパッケージ」が標準装備された。フロントの大型エアインテークには、水平基調のストラットを組み込む。リアバンパーのディフューザーはダークシャドウメタリック仕上げ。ダブルスポークデザインの19インチMアルミホイールと、キャリパーがブルー塗装のMスポーツブレーキシステムを標準装備する。

ボディカラーには、4つの新色として、スカイスクレイパーグレーメタリック、サンレモグリーンメタリック、Mポルティマオブルーメタリック、「BMWインディビジュアル」のフローズンタンザナイトブルーメタリックが設定された。オプションで、新デザインの20インチアルミホイールが用意されている。

BMW 8シリーズ・クーペ 改良新型BMW 8シリーズ・クーペ 改良新型

◆12.3インチに拡大された「BMWライブコックピットプロフェッショナル」

インテリアは、ダッシュボード中央に標準装備される「BMWライブコックピットプロフェッショナル」のコントロールディスプレイが、従来の10.25インチから12.3インチに拡大された。BMWライブコックピットプロフェッショナルには、オンラインベースのナビゲーションシステムの「BMWマップス」、BMWインテリジェントパーソナルアシスタント、BMWヘッドアップディスプレイ、ワイヤレスLAN付きのワイヤレススマートフォン統合、マルチメディアシステムが含まれている。さらに、高性能スピーカーシステム、ワイヤレス充電付きテレフォニー、BMWディスプレイキーなどが標準装備されている。

マルチファンクションボタンとパドルシフトを備えたMレザーステアリングホイールと、マルチファンクションシート、BMWインディビジュアルのメリノレザー内装が、全車に標準装備された。ダッシュボードとドアシルも、レザーで装飾されている。

Mスポーツパッケージの一部として、Mレザーステアリングホイール、アンスラサイトのMルーフライナー、ステン製MペダルとMドライバーフットレストも採用している。

BMW 8シリーズ・グランクーペ 改良新型BMW 8シリーズ・グランクーペ 改良新型

◆530hpターボ搭載の「M850i xDrive」グレード

改良新型のラインナップの最上位にあるのが、「M850i xDrive」グレードだ。直噴4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。Mパフォーマンスのツインパワーターボテクノロジーを導入しており、力強い出力特性を実現する。

このエンジンは最大出力530hp/5500~6000rpmを獲得する。最大トルクは76.5kgm/1800~4600rpmで、幅広い回転域で最大トルクを得られる特性とした。0~100km/h加速3.9秒(2ドアクーペとグランクーペ)/4.1秒(カブリオレ)、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を備えている。

トランスミッションは、パドルシフト付きの8速AT「ステップトロニック」で、走行状況に応じてシフトタイミングを正確かつ俊敏に制御する。駆動方式は4WDの「xDrive」。フラップ制御式スポーツエキゾーストシステムが、官能的なサウンドを発するという。Mスポーツブレーキシステム、Mスポーツディファレンシャル、Yスポークデザインの20インチMアルミホイール、Mエクステリアミラー、フロントスポイラーアタッチメント、Mリアスポイラー(2ドアクーペ)が装備されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る