往年の個性的なホンダ車が集結…ホンダクラシックミーティング

第2回ホンダクラシックミーティング
第2回ホンダクラシックミーティング全 38 枚

埼玉県越谷市のしらこばと水上公園芝生広場で1月30日、「ホンダクラシックミーティング」が開かれ、昭和製造を中心とした個性的なホンダ車約50台が集まった。

ホンダの旧車修理・整備等を行っている「ガレージサイコー」(さいたま市)の主催。2020年に第1回を開催し好評となったが、昨年はコロナ禍で中止に。今年はまん延防止等重点措置におけるイベント規模要件に沿うことでの開催となった。

参加資格は、昭和に生産されたホンダの4輪車(マイナーチェンジ含む)、違法改造車及び車検無し、2輪車は不可というもの。主催者側は目立った告知などはせず、今回も新型コロナウイルスの急激な感染拡大の影響で参加を辞退する人があったものの、それでも感染防止対策を徹底するなどで約50台が集結した。

今回のテーマは”サブロク(排気量360cc)”ということで、往時のホンダ車らしいマニアックな軽自動車の参加が多かった。「ホンダN360エンジョイクラブ」が1回目から協力しており、ホンダが本格的4輪車メーカーとし成長を遂げる基礎となった様々な”Nコロ”たちが勢ぞろいした。

目立っていたのは『バモスホンダ』。軽トラック『TN360』ベースで乗員用ドアもないというユニークな多用途車だ。7台が並ぶのはなかなかお目にかかれないのではなかろうか。『モトコンポ』やカフェレーサーに仕立てた『スポーツカブ』などを搭載した個体もあり、いかにもホンダ的な展示であった。

ホンダ初の市販4輪自動車である『T360』の姿も。水冷直列4気筒DOHC、4連装キャブレター搭載という、とんでもない軽トラだ。下回りからはレーシーなエキゾーストパイプがのぞく。オーナーによれば高速道路の100km/h巡行は余裕で「エンジンは1万回転は回るけど、大事にして抑えている」とか。それでもサーキットでぶん回すオーナーがいるというからホンダ車らしい。白ナンバーの小さな軽自動車は、このほか『Z』や『ライフ』『テップバン』なども。

登録車では『S600』『S800』『シビック』『シティ』『プレリュード』『インテグラ』など。★(スター)レンジ付き変速機”ホンダマチック”や、世界初の4WS(四輪操舵)などユニークな機構を搭載する個体もあった。

《嶽宮 三郎》

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