スバリストは注目! 純正DIATONEサウンドビルトインナビを選べば、カーライフの質が上がる?…その理由を徹底解説

DIATONEサウンドビルトインナビ
DIATONEサウンドビルトインナビ全 10 枚

SUBARU車には特別な魅力がある。ゆえに熱烈なファン=スバリストからの支持が厚い。そんなこだわりのオーナーたちに向けて、とある特別な純正カーナビゲーションが用意されている。さて、それは何なのか。そしてそれによりどんな利点が得られるのか…。

「インプレッサ」「SUBARU XV」「フォレスター」には、特別にあつらえられたスペシャルナビがある!

その特別なカーナビの名は、『DIATONEサウンドビルトインナビ』だ。「インプレッサ」「SUBARU XV」「フォレスター」に、純正オプションナビとして設定されている。

ところで「インプレッサ」「SUBARU XV」「フォレスター」は、どれも特長が際立った人気車種だ。「インプレッサ」は昨年の12月16日に一部改良モデルがリリースされ、さらには誕生30周年を記念した特別仕様車も発売されて話題を集めたばかりだ。その第5世代モデルである現行モデルは、2016年に登場している。国産車初となる歩行者保護エアバッグ等の先進の安全技術が採用され、安全性と動力性能、そして質感が高められたSUBARUにおいての国内主力車種だ。

また、同じく12月16日に一部改良モデルが発表された「SUBARU XV」も、都会的で洗練されたデザインとSUBARUらしいSUVとしての走破性、そして世界トップクラスの安全性能を兼ね備えた、実力クロスオーバーSUVとして仕上げられている。そして「フォレスター」もSUVらしいたくましさや機能性そして高い安全性までが確保された実力車種であり、SUBARUにより最量販車種と位置づけられているグローバル戦略車だ。

さて、これら人気車種に用意されている『DIATONEサウンドビルトインナビ』とは、どのようなナビなのかと言うと…。

それを説明する前にまず、DIATONEというブランドについて簡単に解説しておこう。

DIATONEは、三菱電機によって立ち上げられたハイエンドオーディオブランドだ。かつてのホームオーディオがブームとなった時代から、多くの愛好家に親しまれてきた。そして2000年代に入った以降は、ハイエンドカーオーディオブランドとしても強烈なインパクトを放ち続けた。超高級スピーカーや高性能なデジタルプロセスセンター等々の話題作を次々に発表し、国内のカーオーディオシーンをけん引してきた。

ベースとなっているのは名機、『DIATONE SOUND. NAVI』!

さて、多くのスバリストに愛されている「インプレッサ」「SUBARU XV」「フォレスター」に用意されている『DIATONEサウンドビルトインナビ』とはどのようなモデルなのだろうか。

これは、市販モデル『DIATONE SOUND. NAVI』がベースだ。それをこれら3車種のセンタークラスターパネルに美しくフィッテングさせるべく周辺パネルも含めてリデザインされ、機能も磨かれ完成されている。

ちなみに『DIATONE SOUND. NAVI』も、カーオーディオ史上におけるエポックメイキングなひと品だ。初登場は2012年。ハイエンドメインユニットとカーナビを一体化させるという斬新なアイデアが初めて具現化された意欲作で、登場するやいなや話題となり大ヒットした。そして以後当機は毎年モデルチェンジが繰り返され、その高音質性能が伸長され続けてきた。かくして現行モデルの『NR-MZ300PREMI-4』は、ハイエンドカーオーディオユニットとしての能力が至って熟成されている。

なお『DIATONE SOUND. NAVI』が高音質であるポイントは、主には2つある。

1つは「高音質パーツ&技術がふんだんに盛り込まれていること」だ。『DIATONE SOUND. NAVI』には、カーオーディオメインユニットとして最上レベルのパーツがそこかしこにおごられている。そして、先進の回路設計技術やノイズを徹底的に排除するための機構等々が惜しみなく採用されている。結果、素の音質性能がすこぶる高い。ナビを換えただけでも違いがはっきりと分かるほど、音の質が良化する。

『DIATONE SOUND. NAVI』なら、車室内の音響的な不利要因を改善可能!

高音質であるもう1つのポイントは、「サウンドチューニング機能が優れていること」だ。

車室内では、好きな音楽を誰に気兼ねすることなく大音量で楽しめる。その点においてはリスニングルームとして良好な環境だ。しかし、音響的なコンディションはあまり良くない。良くないポイントは主には2つ。1つは「狭いこと」、そしてもう1つは「リスニングポジションが左右のどちらかに片寄ること」、この2点だ。

狭いと、スピーカーから放たれた音が幾重にも反射するので周波数特性が乱れやすくなる。平行面の間で音が行ったり来たりすることで、特定の周波数の音だけが増幅または減衰するというような現象が発生しがちだからだ。しかし『DIATONE SOUND. NAVI』には「左右独立31バンドイコライザー」という機能が搭載されていて、これを駆使することで周波数特性の乱れを改善できる。

そして「リスニングポジションが左右のどちらかに片寄る」と、ステレオの効果が半減する。ステレオとは、音楽を左右の2chに分けて録音しそれを左右の2つのスピーカーで再生することで音楽を立体的に再現しようとするものだ。ただし、このメカニズムを成り立たせるためには左右のスピーカーから等距離の場所に身を置く必要がある。でもクルマの中ではこの原理原則が成り立たない。

しかし『DIATONE SOUND. NAVI』には「タイムアライメント」という機能が搭載されていて、それを駆使すると近いところにあるスピーカーの発音タイミングを遅らせられる。かくして、すぺてのスピーカーから等距離の場所にいるかのような状況を作り出せるのだ。

『DIATONEサウンド ビルトインナビ』には、チューニングデータがプリセット済み!

しかも『DIATONE SOUND. NAVI』の同機能は、「マルチウェイ・タイムアライメント」というスペシャルバージョンだ。これは三菱電機だけが唯一実現できている特許技術で、その凄さの中身は以下のとおりだ。

通常の「タイムアライメント」は、スピーカーがセパレートタイプであってもツイーターとミッドウーファーを1つのスピーカーとして扱わざるを得ない。しかしクルマではツイーターとミッドウーファーは別々の場所に取り付けられている。ゆえにせっかく「タイムアライメント」機能が搭載されていても、ステレオサウンドを厳密に再現するのは難しい。

ただし、スピーカー配線を引き直してツイーターとミッドウーファーをダイレクトにコントロールできるようにすれば、話は変わる。それぞれの個別制御が可能となり、より緻密なセッティングを行える。とはいえそれをするにはコスト(手間)がかかる…。

しかし「マルチウェイ・タイムアライメント」では、配線を換えずともツイーターとミッドウーファーの個別制御が可能だ。なぜにそんなことができるのかその仕組みを説明すると話が相当に長くなるので割愛するが、『DIATONE SOUND. NAVI』の「マルチウェイ・タイムアライメント」は、そのような不思議なことを行える。かくしてステレオの効果が十二分に発揮され音楽を立体的に再現でき、演奏しているその場所にいるかのような臨場感あるサウンドを堪能できる。

ところで、これらサウンドチューニング機能は効き目も大きいかわりに設定も難しい。専門店の力を借りないと使いこなしきれない。つまり、コストもかかる。しかし『DIATONEサウンド ビルトインナビ』では、DIATONEのエンジニアによるチューンングデータがプリセット済みだ。「インプレッサ」と「SUBARU XV」に合わせて、しかも使用するスピーカーごとにチューニングが煮詰められている。なのでオーナーは、愛車が納車されたその日から、『DIATONEサウンドビルトインナビ』ならではの実力を100%満喫できる。クリアな中高音、豊かな低音、迫力のあるステレオサウンドを、心ゆくまで楽しめる。

「インプレッサ」「SUBARU XV」「フォレスター」のステアリングを握るのなら、このサウンドを自分のものにしない手はない。当然、「インプレッサ」「SUBARU XV」の最新モデルにも用意されている。要注目。

スバリストは要注目! 純正DIATONEサウンドビルトインナビを選べば、カーライフの質が上がる!? その理由を徹底解説!

《太田祥三》

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