EUのハイエース? ベース車両のフィアット・デュカト…ジャパンキャンピングカーショー2022

デスレフ グローブバス
デスレフ グローブバス全 14 枚

ジャパンキャンピングカーショー2022東和モータース販売は、『デスレフ』と『サンライト』を展示していた。これらのキャンピングカーは、エアサスやADAS機能搭載といった特徴がある。ビルダーはドイツだが、ベース車両はイタリアのフィアット『デュカト』だ。

[写真:フィアット・デュカトのキャンピングカー]

デュカトは、メルセデスベンツなどより価格がリーズナブルなので、EU圏では商用バンのシェアの約8割を占めるスタンダードカーだ。日本でいえばトヨタ『ハイエース』あたりに相当し、デリバリーなど事業用車両として広く普及している。日本のハイエースがキャンピングカーのベース車として人気が高いように、ドイツ他EU各国でもキャンピングカーとして利用されている。

展示してあった「サンライト・クリフ」はフロントグリルなど外観は大きく変更していないが、「デスレフ・グローブバス」は外装もディメンションも変わるフルコンバージョンタイプのモーターホームだ。サンライト・クリフは全長約5.4メートル、全幅約2メートルとオリジナルのデュカトとほぼ同じだが、デスレフ・グローブバスは全長約7メートルと2メートル近く延長されている。リアのベッドルームとその下のストレージがリアオーバーハングに追加された形だ。

なお、フィアット・デュカトは、日本国内でも取り扱いが始まると発表されている。基本的には事業者やビルダーへの販売で、乗用車のディーラーで個人が購入することはできないが、国内ビルダーはフィアットからベース車を購入(仕入れ)すればオリジナルのデュカート・キャンパーを作ることができる。

大型のモーターホームやキャンピングカーは、海外ビルダーのノウハウや架装技術が生きる部分だが、国内ビルダーも新しい素材としてオプション装備やコンプリートカーを作って市場を盛り上げてほしい。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
  2. 【シトロエン ベルランゴ 新型試乗】室内も走りも、シトロエンらしい“心地いい系”…島崎七生人
  3. 「次に必要なものを、いま創る」3Mが描く、素材から変えるモビリティの未来PR
  4. 「さすが私が欲しいバイク」ヤマハの原付二種スポーツ『XSR125』が「バイクオブザイヤー2025」に、SNSではファン興奮
  5. NSXのエンジン内部もアプリで見れる! シミュレータアプリ「Trans4motor R」配信開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る