【BMW i4】初の4ドアプレミアムミドルクラスクーペEV…Mモデルも投入

BMW i4日本導入。ヴィードマン社長(向かって左)と岩崎プロダクトマネージャー
BMW i4日本導入。ヴィードマン社長(向かって左)と岩崎プロダクトマネージャー全 17 枚

ビー・エム・ダブリューは2月16日、新型電気自動車(EV)『i4』を日本発表した。日本市場に投入されるBMWブランドのEVとしては4車種めだが、初のセダンタイプのEVモデルとなる。価格は750万円からとなっている。

ビー・エム・ダブリューのクリスチャン・ヴィードマン社長は同日、都内で開いた発表会で「i4は非常に特別、初のフルEVで4ドアプレミアムミドルクラスのクーペカテゴリーであり、ヨーロッパの自動車メーカーとしてこのセグメントでEVを発表するのは我々が初めて」とした上で、「(ハイパフォーマンス仕様の)Mモデル初のEVとして発表する」とも強調した。

日本市場向けのラインアップについてビー・エム・ダブリューの岩崎格プロダクトマネージャー(※)は「i4はeDrive40、それからM50の出力と駆動方式が異なるモデルラインアップとなっている。そしてeDrive40においてはスタンダードとMスポーツの2つのトリムを用意している」と紹介。※崎は旁の上は立

動力性能に関しては「日本での認可がまだおりていないので欧州の数値となるが、eDrive40は最高出力340馬力、最大トルク430Nmを発揮する電気モーターをリアに搭載し、後輪を駆動する。リチウムイオン電池の容量は210.6Ah、総エネルギー量は83.9kWh、満充電で約590km走行が可能」という。

一方のM50は「4輪駆動モデルとなる。前輪には258馬力で365Nmのモーターをフロントに搭載、リアには313馬力、430Nmのモーターを後輪駆動用に積んで、システムトータルでは544馬力、795Nmを発揮する。このトルク値、V8・4.4リットルの非常に強力なエンジンを積んだ『M8』や『MX5』といったハイパフォーマンスモデルよりもはるかに大きい数字。走行距離は約510km」とのことだ。

充電方式は普通、チャデモに対応しており、「フロントフェンダーが通常充電、右リアの通常ならガソリンの給油口がある場所にDC急速充電用のポートがある。通常充電の社内試算値は、6.4kWの充電器でまったくゼロの状態から15時間で100%まで受電が可能。90kWの急速充電器であれば40分で80%までの充電が完了する」と岩崎氏は説明した。

外観デザインについて岩崎氏は「フロントの大型キドニーグリルは、電動車なのでガソリン車と異なり穴が開いていないが、他の4シリーズモデルに共通するもので、このi4が4シリーズの一員であることがデザインからもおわかり頂けると思う」と解説。

さらに電動車ならではのデザイン特徴として「電動車なのでテールパイプはないが、MスポーツおよびM50はデュフューザーの形状をしている。これにより空力とスポーティな外観を両立している」と岩崎氏は話していた。

《小松哲也》

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