無料でハンバーガーも、EVオーナー向けプレミアム体験…日産 GREEN PASS

無料でハンバーガーも、EVオーナー向けプレミアム体験…日産 GREEN PASS
無料でハンバーガーも、EVオーナー向けプレミアム体験…日産 GREEN PASS全 16 枚

日産自動車はNEXCO中日本とともに、EV オーナーへプレミアムな体験を提供するプロジェクト『GREEN PASS powered by NISSAN』を2月17日より開始する。

プロジェクトでは、東名高速道路の海老名サービスエリア下り内において、電気自動車での来場者だけが利用できるラウンジ『GREEN LOUNGE』が設置される。このプロジェクトは、電気自動車を世の中に広く普及させるための啓発活動として行われるため、GREEN LOUNGEは、日産の電気自動車オーナーだけでなく、すべてのメーカーの電気自動車に乗っているオーナーが利用できる。またレンタカーでも、契約時の書類などを提示すれば利用可能。

ラウンジの内装は、サステナブルのコンセプトのもと、段ボールで作られた家具をインテリアとして使用されている。ラウンジ内の椅子『やすらぐほど充電できる椅子』では、スマートフォンへの充電も可能で、スマートフォンへの充電は日産『リーフ』から給電している。そして電気自動車オーナーには、絶滅危惧食材で作られた『GREEN LOUNGE BURGER』も用意され、無料で提供される。気候変動により、いつか食べられなくなるかもしれない食材を使って作られたバーガーで、ミシュラン一つ星レストラン『sio』オーナーシェフ鳥羽周作氏監修のもと開発されている。さらに、ハンバーガーに合うオリジナルのペアリングドリンクも提供される。

このほか海老名サービスエリア(下り)、厚木パーキングエリア(内、外)、足柄サービスエリア(上下)にある合計21店舗でも、プレミアムな時間を過ごすことに使える『GREEN COUPON』が、2月17日から3月16日までの期間限定で配布される。

無料でハンバーガーも、EVオーナー向けプレミアム体験…日産 GREEN PASS無料でハンバーガーも、EVオーナー向けプレミアム体験…日産 GREEN PASS

◆すべてのEVオーナー様へ、感謝の気持ちを伝えるとともに、さらなるEVの普及を目指していきたい

今回の発表にともない2月16日、横浜市の日産グローバル本社NISSANホールにて『GREEN PASS powered by NISSAN』発表会が行われた。発表会には日産自動車日本マーケティング本部の増田泰久副本部長、NEXCO中日本グループ中日本エクシスの三宅広通代表取締役社長、そしてサステナブルな生活を実践する女優の黒谷友香が登壇した。

まず増田副本部長が登壇し、プロジェクトの概要と趣旨について説明した。

「日産自動車は2010年には世界で初めての量産型EV『日産リーフ』を発売。EVの普及を通したゼロエミッション社会の実現を目指し、電動車両と電動化技術の普及促進に向けて様々な施策に取り組んできた」

「日産自動車は2050年までに、事業活動を含むクルマのライフサイクル全体におけるカーボンニュートラルを実現するという目標を掲げている。目標の達成に向けて、2030年度までに15車種のEVを含む23車種の電動車を導入し、日産自動車のすべてのブランドを合わせて、電動車モデルミックスを50%以上にすることを目指している。さらなるCO2削減を目指すとともに、フォーアールエナジーとの協業によりEVバッテリーの二次利用を中心とした、ビジネス開発にも継続的に取り組んでいく」

「当社だからできる新たな取り組みとして、本日GREEN PASSを発表した。これまで10年以上、多くのEVの販売実績がある日産自動車だからこそ、EVを選んでくださった皆様になにか還元をしたいと考えた。そこで発想したのがGREEN PASSの取組みだ。もちろん、チャレンジするのであれば、当社のEVオーナー様だけでなく、他社を含めたすべてのEVオーナー様に特別な体験を提供したいと考えた」

「NEXCO中日本グループの協力もいただき、東名高速道路、圏央道の全5カ所のサービスエリア、パーキングエリアにて展開する。自身のスマートフォンで、他社ブランドも含めた各メーカー公式の車両連携アプリの画面を提示することで、GREEN PASSのサービスであるGREEN LOUNGEやGREEN COUPONを利用できる」

「GREEN LOUNGEは、海老名サービスエリアに設置するEVオーナー様のための特別ラウンジだ。外装、内装ともにサステナブルを意識した造りになっており、とくに内装に関してはリサイクル可能なダンボールを素材として使用している。GREEN COUPONはEVオーナー限定の特別クーポンだ。海老名サービスエリア下り、足柄サービスエリアの上りと下り、厚木パーキングエリアの内回りと外回りの全5ヵ所において、対象の飲食店から特典を受けられる」

日産自動車株式会社日本マーケティング本部副本部長 増田泰久氏日産自動車株式会社日本マーケティング本部副本部長 増田泰久氏

◆日本の脱炭素の動きがますます加速することを希望する

次にNEXCO中日本の三宅代表取締役社長が登壇した。

「弊社もサービスエリア事業をはじめとする事業活動を通じて、世界の持続可能な発展を目指している。GREEN LOUNGEが設置される海老名サービスエリア下り線はわが国でも最大級のサービスエリアであり、今回のプロジェクトを通して日本の脱炭素の動きがますます加速することを希望する」

NEXCO中日本グループ中日本エクシス株式会社代表取締役社長三宅広通氏も、今回の取り組みについて思いを語った。NEXCO中日本グループ中日本エクシス株式会社代表取締役社長三宅広通氏も、今回の取り組みについて思いを語った。

◆頭の中の想像だけではなくて、実感しながら考えられるっていうのはすごくいい企画

次に、日産アリアの会員サイト『CLUB ARIYA』にも登場している俳優の黒谷がゲストとして登場し、日産自動車増田副本部長と対談した。

黒谷は、約25年前から人と動物と植物が共存できるという乗馬クラブを作っている。そういった活動なかで、馬の蹄鉄をDIYにまた使うといったリサイクル活動も手がけている。黒谷には日産リーフに乗っている友人がおり、興味があったので乗せてもらったり、充電設備のある日産ディーラーに一緒について行って、充電を体験させてもらったりしたことがあるとのこと。そんな体験を通じて電気自動車には未来感を感じていた。この話を受け増田副本部長は、黒谷にも海老名サービスエリアにあるGREEN LOUNGEをぜひ体験してもらいたいと紹介。

黒谷は「このような目に見える形で体験させてもらえると、地球の危機的状況が視覚や味覚で感じられ、想像だけではなくて、実感しながら考えられるっていうのはすごくいい企画だと思う」と語った。

黒谷は『アリア』にも試乗したことがあり、その際、未来の車だと感じたという。先進技術、安全技術が進化しているため、“守られている感”が強く体感でき、ひとりで運転していてもひとりでは無いような不思議な感覚があったと語った。

女優の黒谷友香さんがゲストで登場。増田氏とのクロストークもあった。女優の黒谷友香さんがゲストで登場。増田氏とのクロストークもあった。

《関口敬文》

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