「ティートレー」装着でレトロ感マシマシ!? ポルシェ『911サファリ』最終形が見えてきた

ポルシェ 911サファリ プロトタイプ(スクープ写真)
ポルシェ 911サファリ プロトタイプ(スクープ写真)全 37 枚

ポルシェが『911』をベースに開発を進める、『911サファリ』(仮称)市販型の最新プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。

【画像全37枚】

911サファリは、ハイライディング仕様(車高がリフトアップしているモデル)のモデルで、1970~80年代に東アフリカのサファリラリーやパリダカールラリーに参戦していた伝説のラリー仕様が有名だ。2012年にはコンセプトカー『911ビジョンサファリ』が披露されていたが、今回のモデルの発売が実現すれば、サファリの意匠を継承する初の市販モデルとなる。

豪雪のフィンランドで捉えたプロトタイプは、これまでよりはるかにカモフラージュが削ぎ落とされてている。ボンネットフードには大きなカバーがあるように見え、その前部にはGT3風のスリムなエアベントが初装備されている。フロントバンパーのコーナーエアインテークも911より大型の新デザインを採用。上部にLEDデイタイムランニングライトバー、中央にスラットが配置されている。このデザインは、今後の911改良新型でも採用される可能性がある。

最も注目されるのは後部だ。これまでのプロトタイプは、通常のアダプティプリアスポイラーを備えていたが、今回は固定式リアウィングが確認できる。ダックテールスポイラーとは異なり、1980年代、90年代の911ターボに取り付けられていた「ティートレー」タイプと呼ばれるものだ。さらに円形デュアルエキゾーストパイプを含むバンパーも刷新されているほか、両サイドにはエアアウトレットが配置されている。

パワートレインは「911カレラ4」から3.0リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンを流用、最高出力は443ps、最大トルク528Nmを発揮するという。

市販型では、フロントとリヤのトラックはワイド化され、ホイールアーチ、サイドシル、フロント&リヤバンパーのクラッディング、スキッドプレートを装備すると予想される。

車名は「911サファリ」が有力候補に挙げられており、2022年内のデビューが期待されている。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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