メルセデスAMG『EQE』に「43」も設定…476馬力ツインモーター搭載

メルセデスAMG専用のブラックパネルグリル

メルセデスAMGならではのスポーティな内装

1回の充電での航続は最大533km

メルセデスAMG EQE 43 4MATIC
メルセデスAMG EQE 43 4MATIC全 10 枚

メルセデスAMGは2月16日、メルセデスベンツの新型EV『EQE』をベースにした高性能モデル、メルセデスAMGEQE 43 4MATIC』(Mercedes AMG EQE 43 4MATIC)を欧州で発表した。同時に発表された「EQE 53 4MATIC +」の下に位置するモデルとなる。

◆メルセデスAMG専用のブラックパネルグリル

EQE 43 4MATICは、『Eクラス』に相当するEV、『EQE』をベースに開発された高性能モデルだ。エクステリアは、「DIGITAL LIGHT」ヘッドランプを標準装備した。メルセデスAMG専用のブラックパネルグリルには、クロームのホットスタンプ付き垂直ストラットやAMGのロゴが配される。フロントバンパーのインテーク部分は、グロスブラックで塗装され、クロームトリムをあしらった。

クロームトリム付きのハイグロスブラックのフロントリップスポイラー、エアインテークのフリック&フィン、クロームトリム付きのハイグロスブラック仕上げのエアカーテンを装備する。AMGサイドシルパネルもハイグロスブラック仕上げ。リアバンパーには、ディフューザーを組み込んだ。

また、リアには、ドライビングダイナミクスを向上させるために、大型スポイラーを装着した。抗力を増加させることなく、リアのリフトが減少するという。空力性能を追求したAMGアルミホイールが付く。

メルセデスAMG EQE 43 4MATICメルセデスAMG EQE 43 4MATIC

◆メルセデスAMGならではのスポーティな内装

インテリアは、AMGらしいデザインとした。専用のグラフィックが入るAMGシートと、マイクロファイバー「MICROCUT」と赤いコントラストのトップステッチを備えた人工レザー「ARTICO」を組み合わせた。ナッパレザーシートがオプションで選択できる。

さらに、「NEOTEX」グレインと赤いトップステッチを施したスペースグレーのARTICOを、インストルメントパネルとベルトラインに使用した。ドアのセンターパネルと、センターコンソールからダッシュボードの接続部分には、赤いトップステッチが施された黒いMICROCUTをあしらった。

標準のAMGステアリングホイールに加えて、回生ブレーキ用のパドルが付いたフラットボトムデザインのナッパレザーAMGパフォーマンスステアリングホイールが選択できる。AMGスポーツペダル、AMGフロアマットとドアシルトリムも用意されている。

メルセデスAMG EQE 43 4MATICメルセデスAMG EQE 43 4MATIC

◆1回の充電での航続は最大533km

モーターは前後に合計2個搭載され、最大出力476hp、最大トルク87.5kgmを発生する。最上位モデルのEQE 53 4MATIC +の「AMGダイナミックプラスパッケージ」装着車の最大出力687hp、最大トルク102kgmに対して、モーターの出力とトルクが抑えられた。

電動4WDシステムの「4MATIC」は、走行状況に応じて、前後アクスルの間で駆動トルクを連続的に配分する。トルクは毎秒160回チェックされ、必要に応じて調整される。トルク配分は、選択した走行モードによって異なる。コンフォートモードでは、効率に重点が置かれる。スポーツとスポーツ+モードでは、横方向のダイナミクスを高めるために、トルク配分が後輪寄りとなる。

EQE 43 4MATICは、0~100km/h 加速を4.2 秒で駆け抜け、最高速はリミッターにより210km/hに制限される。EQE 53 4MATIC +のAMGダイナミックプラスパッケージ装着車の場合、0~100km/h 加速は3.3秒、最高速は240km/h(リミッター作動)だ。

EQE 43 4MATICには、最新のリチウムイオン技術を採用した強力な328ボルトの新世代バッテリーが搭載されている。蓄電容量は90.6kWhとした。バッテリーマネジメントシステムはAMG専用チューン。「スポーツ」と「スポーツ+」の走行モードでは、パフォーマンスに重点が置かれ、コンフォートモードでは航続に重点が置かれる。新世代のバッテリーは、従来と比較して大幅に高いエネルギー密度が特徴という。蓄電容量も大きい。新機能として、バッテリーマネジメントシステムの更新を、無線でインストールできる。1回の充電での航続は、最大533km(WLTPサイクル)とした。EQE 53 4MATIC +の最大518kmの航続を上回っている。

メルセデスAMG EQE 43 4MATICメルセデスAMG EQE 43 4MATIC

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る