イタルデザイン、デロリアンの次世代EV開発へ 8月公開予定

デロリアン DMC-12(参考)
デロリアン DMC-12(参考)全 3 枚

イタルデザイン(Italdesign)は2月28日、デロリアンの次世代EVを8月、米国で開催される「ペブルビーチコンクールデレガンス」で初公開すると発表した。

イタルデザインは2021年1月、デロリアン『DMC-12』のデビュー40周年に合わせて、「VISION BEYOND TIME」と名付けたプロジェクトを立ち上げた。米国のデロリアンモーターカンパニー(DMC社)が1981年1月に発表したのが、DMC-12だ。1975年、当時GMの副社長だったジョン・デロリアン氏が、理想の車を作る目的で設立したDMC社の市販第1号車だった。

イタルデザインを設立したジウジアーロのデザインによるボディは、大胆なガルウイングドアが特徴で、エンジニアリングは英国ロータスカーズが担当した。リアに置かれるエンジンは2849ccのV型6気筒ガソリンユニットで、最大出力130psを引き出した。

DMC-12は発売当時、センセーショナルな話題を巻き起こしたが、1982年、販売が失速し、DMC社は倒産。DMC-12は、8583台で生産を終了した。1985年に公開された映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に、DMC-12が起用されたのが有名だ。2005年3月、ジョン・デロリアン氏は心臓発作により、80歳で死去している。

イタルデザインのVISION BEYOND TIMEプロジェクトでは、デロリアンモーターカンパニーと、デロリアンの次世代EVを共同開発する。両社のパートナーシップは1974年11月以来、40年以上続いている。

なお、イタルデザインが設計するデロリアンの次世代EVには、DMC-12同様、ガルウイングドアを採用する。イタルデザインならではのスタイリングを持つ新たに想像されたEVになる、としている。

《森脇稔》

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