京都らしい地下鉄、西陣織や京友禅を随所に活かす…20系 3月26日デビュー

曲面を多用して近未来的なイメージにまとめられたアルミ合金製の車体。今回登場する第1編成は竹田方から2131+2231+2331+2631+2731+2831の6両で、中間車はすべて電動車。
曲面を多用して近未来的なイメージにまとめられたアルミ合金製の車体。今回登場する第1編成は竹田方から2131+2231+2331+2631+2731+2831の6両で、中間車はすべて電動車。全 10 枚

京都市交通局は3月1日、市営地下鉄烏丸線用の新型車両「20系」を3月26日から運行すると発表した。

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同車は既存の10系6両編成20本のうち、登場から40年以上が経過し更新時期を迎える初期車9本の代替として導入されるもので、今回登場するのは2131号以下6両1本。2022年度以降は、2025年度までに各年度2本ずつ導入される予定。

20系のインテリア。華やかで雅なカラーにまとめられた。20系のインテリア。華やかで雅なカラーにまとめられた。

制御方式には最新のVVVFインバータ制御が採用されており、照明や表示類のLED化とあいまって既存車と比べて30%の消費電力削減が図られるという。

デザインは「京都ならではの地下鉄」をコンセプトに、西陣織や京友禅といった京都の伝統産業素材や技法が活用されており、今回登場する第1編成では、業界からの多大な協力を得て意匠が凝らされたという。

西陣織を活かした2131号(竹田方先頭車)「おもいやりエリア」の装飾。西陣織を活かした2131号(竹田方先頭車)「おもいやりエリア」の装飾。京友禅を活かした2831号(国際会館方先頭車)「おもいやりエリア」の装飾。京友禅を活かした2831号(国際会館方先頭車)「おもいやりエリア」の装飾。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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