日産 ジューク、ルノーと共同開発のハイブリッド搭載…燃費19.2km/リットル

1.6リットルエンジンにモーターのハイブリッド

発進は100%電気で行う

EVモードは都市走行の最大80%をカバー

リーフと同様の「eペダル」を搭載

日産 ジューク・ハイブリッド
日産 ジューク・ハイブリッド全 8 枚

日産自動車の欧州部門は2月28日、『ジューク』(Nissan Juke)に新開発のハイブリッドを搭載すると発表した。

写真:日産 ジューク・ハイブリッド

◆1.6リットルエンジンにモーターのハイブリッド

『ジューク・ハイブリッド』の新世代のハイブリッドパワートレインは、ルノーグループと共同開発された。日産製の1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、最大出力94hp、最大トルク15.1kgmを発生する。

日産製の電気モーターは、最大出力49hp、最大トルク21kgmを引き出す。ルノーは出力15kWの高電圧スターター/ジェネレーター、インバーター、蓄電容量1.2kWhの水冷バッテリー、トランスミッションを開発した。

トランクスペースは354リットル。蓄電容量1.2kWhのバッテリーを搭載するため、ガソリンエンジン車と比較して68リットル減少した。後席を折りたたむと、トランクスペースは1237リットルとクラス最高を維持する。後席のニールームも、553mmを保つ。

日産 ジューク・ハイブリッド日産 ジューク・ハイブリッド

◆発進は100%電気で

新開発のトランスミッションは、シンクロナイザーリングの代わりにドッグクラッチを使用して、4つのエンジンギアと2つのEVギアをシフトする。さらに、摩擦を減らすために、このトランスミッションはクラッチを使用していない。発進は100%電気で行う。2つのEVモーターを組み合わせてギアを同期させ、スムーズで応答性の高い加速を実現する。

トランスミッションは、高度なアルゴリズムによって制御され、シフトポイント、バッテリーの回生などを管理する。パワートレインは走行条件に応じて、シリーズ、パラレル、その両方と、ハイブリッド方式を切り替える。これにより、レスポンスに優れる加速と低排出ガスを両立しているという。

ジューク・ハイブリッドのインテリジェントドライブシステムは、EVモードで走行する時間を最適化することを重視して、パワートレインを制御する。EVモード時の最高速は55km/hとし、ドライバーはパワフルかつ持続的なEV走行を楽しむことができるという。

日産 ジューク・ハイブリッド日産 ジューク・ハイブリッド

◆EVモードは都市走行の最大80%をカバー

システムは自動的に、EVモードでの走行時間を最大化する。住宅地や学校、市街地の駐車場などでエンジンを始動したくないユーザー向けには、専用のEVモードスイッチが採用された。バッテリーの充電状態に配慮しながら、ジューク・ハイブリッドはEVモードを優先して走行する。ジューク・ハイブリッドのEVモードは、都市部での走行の最大80%をカバーする。この効果もあって、都市サイクルでの燃費は最大40%向上した。複合モード燃費は19.2km/リットル、CO2排出量は118g/kmとした。

減速時には、電気モーターが発電機として機能し、運動エネルギーを取り込み、それを電気に変換してハイブリッドシステムの駆動バッテリーに蓄える。高度な回生協調ブレーキ機能は、回生ブレーキと摩擦ブレーキを組み合わせて、自然なペダルフィーリングと効率的なエネルギー回収を追求する。ドライバーには、ブレーキペダルからの直感的なフィードバックが、常に得られるようにした。

ジューク・ハイブリッドでは、ドライブモードセレクターを操作して、エコ、ノーマル、スポーツの3種類のモードが選択できる。3種類のモードに応じて、ステアリング操作、エアコン制御、アクセルペダルの応答が変化する。回生ブレーキの作動とバッテリーの充電状態も変化する。たとえば、スポーツモードでは、加速をアシストする電力を最大化するために、ブレーキング時の回生が高レベルに設定される。

◆リーフと同様の「eペダル」を搭載

EVの『リーフ』と同様に、ジューク・ハイブリッドには日産の「eペダル」システムが搭載されており、アクセルペダルだけで加減速を制御できる。右足をアクセルペダルから離すと、適度なブレーキがかかり(最大0.15g)、クリープ速度の約5km/hまで減速する。車両を完全に停止させる場合に、フットブレーキを使用する。便利なオートホールド機能も選択できる。

eペダルは、都市走行時のドライバーの負担を軽減し、ハイブリッドシステムの駆動バッテリーのエネルギー再生の機会を最大化しながら、スムーズでリラックスした運転体験やEV体験を向上させる、としている。


■詳細写真 https://response.jp/article/2022/03/03/354804.html

《森脇稔》

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