運転時の視界の悪さや通学路に不安---交通安全に関する意識調査

COVID-19のパンデミック後、道路安全についてどのように考えているか
COVID-19のパンデミック後、道路安全についてどのように考えているか全 6 枚

 スリーエムジャパンは「交通安全に関する意識調査」の結果を発表した。調査からは、COVID-19の感染拡大後、交通安全に関する意識が高まっていることが明らかとなった。また多くの人が、運転時の視界の悪さや通学路に不安を感じていることもわかった。

 「交通安全に関する意識調査」は、アメリカに本社を置く3M社が世界11か国を対象にオンラインで調査したもの。日常の移動に関わる不安や、交通安全の現状についての意識を明らかにすることが目的だ。対象となった国は、日本の他アメリカやイギリス、ドイツ等。日本国内からは2,000人の回答を得た。調査期間は2021年10月9日~10月26日。

 日本の調査結果によると、「2020年の事故死者数は2019年と比較して減少した」と感じる人の割合は、世界の平均を上回った。その一方で「COVID-19の感染拡大に伴い、車で移動をする人が増加しているため、道路安全がより重要だ」と考える人は約7割にのぼり、交通安全への意識の高まりが明らかとなった。

 交通安全に対する不安を尋ねたところ、「携帯の操作や通話をしながらの運転」等についで、運転時の視界の悪さをあげる人も多くみられた。具体的には「悪天候時」「夜間」「見えにくい標識や路面」等の回答が目立つ。

 さらに、通学路の安全に関して不安を抱えている人も多いことが判明。67%が、「通学時の安全確保のために、地域社会はより努力すべきだ」と考えていることもわかった。多くの子供が徒歩で通学する日本では、通学路での安全確保は重要課題と言えるだろう。

運転時の視界の悪さや通学路に不安…交通安全に関する意識調査

《竹間たまみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る