通学路の安全対策が必要な道路、全国で7万6000カ所

(イメージ)
(イメージ)全 1 枚

国土交通省は3月4日、全国の市町村立小学校の通学路について点検を実施した結果、対策が必要な箇所が全国で7万6404カ所だったと発表した。

千葉県八街市で2020年6月に下校中の小学生の列に飲酒運転のトラックが衝突し、5人が死傷する交通事故が発生した。これを受けて文部科学省と国土交通省、警察庁が連携し、教育委員会、学校、PTA、道路管理者、警察が合同で通学路を点検した。

点検では見通しのよい道路や幹線道路の抜け道になっている道路など、車の速度が上がりやすい箇所、大型車の進入が多い箇所、ヒヤリハットの事例があった箇所、地域住民などから市町村への改善要請があった箇所もピックアップした。

対策が必要とされた7万6404カ所のうち、見守り活動や通学路の変更など、教育委員会・学校が対策を実施するのが3万7862カ所だった。歩道設置や防護柵の整備などの道路管理者が対策するのが3万9991カ所、信号機設置や速度規制などの警察による対策が1万6996カ所だった。

対策必要箇所の多い都県
神奈川県:5141
埼玉県:4581
東京都:4497
愛知県:4054
千葉県:4044

対策必要箇所の少ない県
秋田県:347
福井県:416
鳥取県:456
高知県:554
徳島県:701

「危険/安全」を論じるには道路延長や交通量なども勘案すべきなので注意が必要。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  4. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
  5. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る