BMWグループ(BMW Group)は3月10日、2021年通期(1~12月)の決算を発表した。純利益はおよそ3.2倍と伸び、4年ぶりの増益を達成している。
同社の発表によると、MINIやロールスロイスを含めたグループ全体の総売上高は、1112億3900万ユーロ(約14兆2330億円)。前年の989億9000万ユーロに対して12.4%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。また、2021年通期の純利益は、124億6300万ユーロ(約1兆5945億円)。前年の38億5700万ユーロに対して、およそ3.2倍と、4年ぶりの増益となっている。
2021年の世界新車販売台数は252万1514台。前年比は8.4%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。全販売台数252万1525台のうち、BMWブランドは221万3790台だった。前年比は9.1%増と、2年ぶりのプラスとなった。
グループ全体の2021年市場別実績は、中国が前年比8.9%増の84万6237台と、プラスを維持した。中国を含めたアジア全体でも、8.2%増の106万5141台を売り上げ、前年超えを保った。米国は19.5%増の36万6574台と、2年ぶりの前年超え。欧州は94万8087台を売り上げ、前年比は3.9%増と4年ぶりに前年実績を上回った。日本は2021年、BMWブランドが3万5905台を登録した。前年比は0.5%増と2017年以来、4年ぶりに前年実績を上回っている。