長崎の路面電車に新型6000形…オールロングシートの単車型全低床車 3月24日から運行

「若葉をイメージした街に映えるスプリンググリーン」とされた6000形のエクステリア。出力50kWのモーターを2基搭載し、最高運転速度は40km/h。
「若葉をイメージした街に映えるスプリンググリーン」とされた6000形のエクステリア。出力50kWのモーターを2基搭載し、最高運転速度は40km/h。全 9 枚

長崎県の長崎電気軌道は3月14日、新型車両6000形6001号の運行を3月24日午後から開始すると発表した。

【画像全9枚】

同車は2月にアルナ車両で製造された全低床電車で、車内は「人にやさしいユニバーサルデザイン」としたオールロングシート仕様で、乗降ドアをノンステップ化。車椅子スペースが2か所設けられている。

ライトグレーを基調とした6000形の車内。シートは帆船の帆や石畳、ステンドグラスといった長崎の風景をモチーフにしたブルー系。オレンジ色の握り棒を斜めに立てることで通路の空間を拡大している。照明は面発光LEDで、LED特有の眩しさを軽減。定員は62人。ライトグレーを基調とした6000形の車内。シートは帆船の帆や石畳、ステンドグラスといった長崎の風景をモチーフにしたブルー系。オレンジ色の握り棒を斜めに立てることで通路の空間を拡大している。照明は面発光LEDで、LED特有の眩しさを軽減。定員は62人。

制御方式はVVVFインバータ制御で、ブレーキは電気指令式だが、制動時に電力を生成する回生・発電ブレンディングを採り入れることで走行時のCO2排出を抑制する。

6000形の仕様。6000形の仕様。

台車は低床用に新規に製作されており、車体と台車を繋ぐ「心皿(しんざら)」と呼ばれる部分を可能な限り下げるとともに、小型の三相誘導モーターを組み込むことで、通路部分の低床化を図っている。

6000形に装備されるAS-01形ボギー台車。低床用として新規に開発された。6000形に装備されるAS-01形ボギー台車。低床用として新規に開発された。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. NSXのエンジン内部もアプリで見れる! シミュレータアプリ「Trans4motor R」配信開始
  2. MTのみの潔さに「ほぼ最高では?」 フィアット『500ハイブリッド』発表に国内でも注目集まる
  3. 最新機種の“魅力”を解剖! カロッツェリアの「モニターレス機」なら、スマホを便利に使い倒せる![メインユニット最前線]
  4. 「80スープラ」の真髄は、サスペンション設計にあった【懐かしのカーカタログ】
  5. ベリーサの再来か、次期マツダ2か? マツダ『X-COMPACT』の正式発表を待ち望む声続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る