橋りょうなどの劣化を遠隔で予測・予防保全 OKIインフラモニタリングサービス

「monifi」サービスイメージ図
「monifi」サービスイメージ図全 2 枚

OKIは、橋りょうなどの劣化を予測・予防保全できるインフラモニタリングサービス「モニフィ」の販売を4月より開始する。

高度経済成長期以降に建設されたインフラ構造物は老朽化が進み、国は予防保全型インフラメンテナンスを推進している。また、近年の激甚化する豪雨など自然災害に対し、リアルタイムな異常検知を実施し、インフラが安全に利用できるか判断することが求められている。こうした予防保全や異常検知の手段として、現場のデータを収集して遠隔からインフラを監視するモニタリングシステムへの期待が高まっているが、導入にかかるコストや時間、データの変換・分析の難しさが課題となっていた。

新サービスのモニフィは、インフラなどに設置された多種多様なセンサーから取得した、構造物の振動や河川水位などの情報をモニフィに実装されたモニタリング手法により分析。インフラの状態を簡単に「見える化」する。また、自然災害後、インフラが安全に利用できるか判断するため、劣化進行を遠隔地からモニタリング。危険作業を軽減するとともに、利用継続や利用再開するための追加調査の要否判断を支援する。

モニフィはクラウドサービスとして提供することで、センサー1台からの小規模なモニタリングも可能。インフラ構造物の安全・安心を維持する高度なマネジメントを、必要な場所ですぐに実現できる。さらに同時発表の「ゼロエナジー高感度カメラ」や各種センサーと連携させることで、広範囲でのインフラの巡回点検の自動化、遠隔地からの災害現場の目視確認など、総合的な防災DXを実現する。

提供価格(税別)は初期費用10万円、月額費用1万5000円/1センサー。OKIでは新サービスを道路・鉄道などのインフラ管理者や、防災・減災に取り組む官庁・自治体などに販売する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  5. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る