ガソリン価格高騰、緩和補助金が下がる…レギュラー163.2円/L イードe燃費しらべ

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「e燃費」(運営:イード)が収集した3月23日のガソリン購入平均価格は、レギュラーが163.2円/リットルで前日比0.4円のマイナスだった。経済産業省資源エネルギー庁は対策事業で22.5円/リットルの抑制効果があったとしている。24日からの補助金支給単価は18.6円。

イードが運営するガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」で集計したデータによると、23日のレギュラーガソリンの全国平均購入実売価格は163.2円/リットル(前日比−0.4円)、ハイオクは173.5円/リットル(前日比−0.8円)、軽油は137.8円/リットル(前日比−1.5円)となった。いずれも前日比で下げた。※集計データが増えることによりe燃費の数値はさかのぼって変動する場合がある。

資源エネルギー庁の調査によると、22日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は174.6円/リットルだった。同庁の調査は毎週1回の調査で、前週比0.6円を下げ、11週ぶりの値下がりとなった。e燃費小売価格(看板価格)は22日に169.2円/リットルを記録している。

政府(経済産業省)による「コロナ下における燃料油価格激変緩和対策事業」では24日に、24~30日の補助金支給単価を18.6円と発表した。ガソリン、軽油、灯油、重油1リットルあたり18.6円の補助金を燃料油元売りに支給する。元売り事業者、小売事業者は順次、価格に反映させる。

資源エネルギー庁は、補助金がなかった場合に、22日時点のレギュラーガソリン価格は197.1円/リットルになっていたと予想しており、22.5円の抑制効果があったとしている。17~23日の補助金は25円で、これは設定されている額の上限だ。

資源エネルギー庁によると、円建てドバイ原油価格(週平均)は8~14日週平均の85.8円/リットルが15~21日週には76.8円と下がっており、同庁では、28日時点の補助金なしのレギュラーガソリン価格は、190.6円/リットルに下がると予想している。補助金が支給される緩和措置の期間は31日まで。

なお、購入価格(実売価格)の平均値は、小売価格(看板価格)の平均値より安くなる。消費者の実際の購入にあたっては、より安い価格が指向されるためだ。


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《高木啓》

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