メルセデスAMGの最強 Gクラス、585馬力の『G63』…ブランド設立55周年記念車に

55周年記念車に相応しい特別な内外装

0~100km/h加速4.5秒で最高速は240km/h

2つの高精細12.3インチワイドディスプレイ

オフロード走行専用モードの「Gモード」

メルセデスAMG G63 エディション55
メルセデスAMG G63 エディション55全 10 枚

メルセデスAMGは3月22日、ブランド設立55周年記念車の「エディション55」を、欧州向けメルセデスAMG『G63』(Mercedes AMG G63)に設定すると発表した。

◆55周年記念車に相応しい特別な内外装

『G63エディション55』には、「Gマヌファクトゥーア」のオパライトホワイト、またはオブシディアンブラックメタリックを用意した。ボディサイドには、AMGのデカールが配された。マットタンタルグレー塗装とハイグロス仕上げが施された22インチのAMGホイールを装着する。 AMGのロゴ入りのシルバークロームのフューエルフィラーキャップも装備した。

インテリアは、黒と赤のコントラストが特徴だ。専用デザインのAMGシートは、赤と黒のツートンカラーのナッパレザーで装飾される。マットカーボンのAMGトリムも付く。マイクロファイバーの「DINAMICA」を使ったAMGパフォーマンスステアリングホイールには、「AMG」と「55」のロゴが添えられている。

「AMGインドアカーカバー」を装備する。耐久性の高い合成繊維で作られた通気性のあるアウター生地と、フランネル素材で作られた静電気防止のインナー生地が特長。ガレージ内の車両を、ほこりや引っかき傷から保護する。

メルセデスAMG G63 エディション55メルセデスAMG G63 エディション55

◆0~100km/h加速4.5秒で最高速は240km/h

メルセデスAMG G63のハイライトは、ダウンサイズエンジンの搭載にある。先代モデルの5.5リットルV型8気筒ガソリンツインターボを、4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボに置き換えた。

この4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力585hp/6000rpm、最大トルク86.7kgm/2500~3500rpmを発生する。トランスミッションは「AMGスピードシフトTCT 9G」で、駆動方式はAMGパフォーマンス仕様の4WD「4MATIC」だ。前後の駆動トルク配分は、40対60を基本とし、路面状況や走行状況に合わせて、変化する。

サスペンションやブレーキなど、足回りは強化された。内外装には、AMGらしいスポーツテイストが盛り込まれる。メルセデスAMG G63の動力性能は、0~100km/h加速が4.5秒、最高速が220km/h。ドライバーズパッケージでは、最高速が240km/hに引き上げられる。

メルセデスAMG G63 エディション55メルセデスAMG G63 エディション55

◆2つの高精細12.3インチワイドディスプレイ

メルセデスAMG G63には、メルセデスベンツの最新モデル同様、デジタルコックピットが装備される。ドライバー正面、そしてダッシュボード最上部に、2つの大型12.3インチディスプレイをレイアウトした。

この2つの高精細12.3インチワイドディスプレイを一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイとした。そのため、空中に浮かんでいるように見えるデザインが特長だ。

また、このディスプレイはデジタル仕様となっており、正面のディスプレイにはドライバーに必要な情報を中心に表示する。センターコンソール上のディスプレイには、インフォテインメントを中心に表示する。なお、コックピットディスプレイのデザインは、「クラシック」、「スポーツ」、「プログレッシブ」の3種類から選択することが可能だ。また、アームレストには、ワイヤレス充電パッドを装備することもできる。

ステアリングホイール上のボタンは、スマートフォンなどと同様、タッチセンサー機能を内蔵する。これにより、インフォテインメントの各機能を、ステアリングホイールから手を離さずに操作することができる。

タービンをモチーフにした空調吹き出し口は、最新のメルセデスベンツ車のトレンドだ。助手席前方のダッシュボードのグリップをはじめ、ダッシュボード中央のデフロックの3つのスイッチは、Gクラスの伝統として受け継がれた。

◆オフロード走行専用モードの「Gモード」

伝統の悪路走破性をさらに追求した。フロントアクスルのダブルウイッシュボーンは、サスペンションのサブフレームを介さず、ラダーフレームに直結する。リアはリジットアクスルを新開発した。悪路走破性の高さを示すアプローチアングルは31度、デパーチャーアングルは30度、ランプブレークオーバーアングルは26度と、先代比でそれぞれ1度向上する。最低地上高は241mmとした。

オフロード走行専用モードの「Gモード」を採用する。このモードでは、ダンパーやステアリング、アクセルがオフロード向けのセッティングとなり、Gクラスならではの優れた悪路走破性を、さらに引き上げることを可能にしている。

《森脇稔》

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