国交省、日野自動車に最も重い処分…不正エンジンで型式指定取り消し[新聞ウォッチ]

日野プロィア
日野プロィア全 6 枚

国土交通省が日野自動車のエンジン試験データ不正問題で、道路運送車両法に基づき、対象のエンジンに関する型式指定を取り消す行政処分を出した。

【画像全6枚】

1951年の同法施行以来、最も重い取り消し処分が実施されるのは初めてだそうで、対象エンジンを搭載した車の販売が事実上、不可能になるという。

きょうの各紙にも「日野『型式指定』取り消し、不正エンジン搭載車販売不可に」(読売)や「安全揺るがす行為重い処分」(朝日)などと大きく報じているが、対象となったエンジンは計4種類。トラックの『レンジャー』と『プロフィア』にバスの『セレガ』と『リエッセ』。それに日野が製造の対象エンジンを搭載したバスで、トヨタ自動車の『コースター』といすゞ自動車の『ガーラ』なども型式指定が取り消された。車両ユーザーが不利益を受けないよう、3月29日までに生産された車両は引き続き利用できる。

中型エンジンでは、排出ガス関連の性能を調べる長距離耐久試験の途中で部品を交換する不正があり、基準を満たすように見せかけていたほか、大型2種類と小型のエンジンは燃費測定試験に問題があったそうだ。

一方、日野自動車は、型式指定の取り消しを受けて、2022年3月期の連結最終損益が540億円の赤字(前期は74億円の赤字)になる見通しを公表した。リコール(回収・無償修理)関連費用を計上するためで、22年3月期の最終損益はこれまで150億円の黒字を見込んでいたが、一転して赤字に転落するという。

日野といえば、トヨタグループの中核企業で、1年前からトヨタ出身でプリウスやアクアなどの車両開発を手掛けた小木曽聡社長が就任している。過去にも類を見ない経営危機に対して50.1%を出資するトヨタ自動車の今後の対応が注目される。

2022年3月30日付

日野「型式指定」取り消し、不正エンジン搭載車販売不可に、国交省(読売・2面)

●上海都市封鎖、企業も打撃、コロナ、工場停止や店舗休業(読売・7面)

●ガソリン高米欧も対策、減税やバス無料化(読売・11面)

●鉄道値上げコロナ禍で加速、利用者減「類を見ない経営危機」(朝日・11面)

●停戦協議前進、ウクライナ「中立化」露首脳会談目指す(毎日・1面)

●現代、EVで対日攻勢、再参入「未開拓」市場狙い(毎日・7面)

●円安悪循環警戒強まる、一時125円台、理論値も急低下(日経・1面)

●GM変えた「見切る」経営、EV専業、規模より利益、パーラ氏、5年で販売台数4割減(日経・16面)

●EV電池、工場電源に、日産、使用済み活用、システム外販狙う(日経・17面)

《福田俊之》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「マツダさん、みんな待ってるよ」次世代ロータリースポーツの登場にファン期待、SNSでは議論飛び交う
  2. 民事再生中のEVモーターズ・ジャパン、EVバス事業をイクヨに譲渡
  3. 純正の配線につなぐだけ、三菱『デリカミニ』日産『ルークス』用「アイドリングストップキャンセラー」発売
  4. BYDの軽EV『ラッコ』、発売1週間で741台を販売 東福寺社長「12月末までに1万台に」
  5. 日産『テラノ』復活、PHEVの本格SUV誕生へ!…次期パジェロと兄弟車か?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  4. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  5. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
ランキングをもっと見る