日産、バブル時代の惚れの名車『シーマ』も生産終了へ[新聞ウォッチ]

日産シーマ現行
日産シーマ現行全 4 枚

昭和生まれのシニア世代にはなじみ深かった憧れの名車がまたまた消えてゆく。日産自動車が、高級セダンの『シーマ』などの生産を今夏にも終了する方針を決めたという。

[写真:日産シーマ初代(1988年)]

きょうの各紙も読売が「さらばシーマ、日産、夏にも生産終了、SUV人気セダン離れ」というタイトルで経済面のトップ記事で報じているほか、朝日も「バブル期の名車騒音規制・セダン低迷で」、日経が「EV戦略、セダンそぐわず」など取り上げている。

それによると、日産はシーマのほか、『スカイライン』のハイブリッド車(HV)や『フーガ』のガソリン車の生産も終えるそうだ。

日産では新たな騒音規制が生産中の現行の車種まで適用されるため、規制に沿わないエンジンを搭載した車種の生産を終了させて、電気自動車(EV)やHVなど電動車への開発と生産に経営資源を集中させるという。

初代シーマは高級品が飛ぶように売れたバブル景気の1988年に発売。「シーマ現象」と呼ばれるなどの爆発的なヒットとなった。しかし、好事魔多しで、長い間の経営権をめぐる権力闘争の傷も癒されないまま、当時の経営陣がシーマ現象などにあぐらをかいたせいで、バブル崩壊とともに業績は再び下降線となって迷走を続けた。一世を風靡した「シーマ」という高級車ブランドも、時移り、世の中が変わると、その栄華も「ただ春の夜の夢」ように消えてゆくものなのだと、痛いくらいに分かる。

日産シーマ初代(1988年)。セドリック・シーマという派生車だった。日産シーマ初代(1988年)。セドリック・シーマという派生車だった。

2022年4月1日付

●さらばシーマ、日産、夏にも生産終了、SUV人気セダン離れ(読売・10面)

●東芝の買収検討、米ファンド、実現は不透明(読売・10面)

●時時刻刻、車買いたくても、新車部品不足納車半年待ち、中古新車と同じ値段「異常」EVロシア制裁原材料高騰(朝日・2面)

●重要物資調達を多様化、車や半導体、コスト上昇も(産経・7面)

●人型ロボ「アシモ」引退、ホンダ本社で最後の実演(産経・23面)

●社説、日野データ改竄、不正の連鎖に終止符を(東京・5面)

●ジブリパーク世界観先取り、公式パートナートヨタなど21社(東京・7面)

●スズキ、静岡の3工場を一時停止(日経・15面)

●脱線局所的に揺れ大きく、東北新幹線、観測値「東日本」超す(日経・43面)

《福田俊之》

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