360万円のアルミホイール! これを手に入れる人って?…ふるさと納税

立山連峰を望む富山県エリアのイメージ
立山連峰を望む富山県エリアのイメージ全 2 枚

「さ、ささ、360万円!」「誰が手を出すんだこんな返礼品に!?」 そんな声がTwitterなどで飛び交い、3月のふるさと納税駆け込み需要ユーザーから注目を集めたのが、富山県高岡市のふるさと納税返礼品とその寄付金額。

品名「鍛造アルミホイール 前・後4本セット RI-D カラーMB(マットブラック)」、寄付金額は360万円! モノはなにかというと、富山県高岡市に本社・工場を構えるBBSジャパンの超超ジュラルミン鍛造 1ピースホイール『RI-D』で、ホイールサイズは「フロント2本が RI077 21x9J IS18 5x120、リア2本が RI078 21x10J IS31 5x120」、適合車種は「LEXUS LS LS500h Fスポーツ(GVF55)、LS500h バージョンL(GVF55)、LEXUS LC(GWZ100 / URZ100)」と記されている。

レクサスブランドの最高級大型セダンという位置づけのレクサス『LS』は1500万円前後、フラッグシップ2ドアクーペのレクサス『LC』は1400万円前後というプライス帯。こうしたクルマを保有するユーザに向けて、富山県高岡市は地元企業の人気ブランドBBSの超超ジュラルミン鍛造 1ピースホイール(実勢価格4本100万円前後)を返礼品につけ、360万円のふるさと納税を呼び込んでいる。

実際、どんなユーザがこの「BBSホイール 360万円」に手を出すか。ふるさと納税サイト「さとふる」の「実質負担 2,000円を除く控除上限額の早見表」をみると、「寄付者本人の給与収入」が1億円の人の場合、家族構成によって若干の数字が異なるものの、控除上限額がざっくりだいたい370万円前後だから、ざっくり「年間1億円稼ぐ人が選ぶかも」と想像できる。

高岡市に集まったふるさと納税による寄付金(2020年)は、「コロナに打ち克て!たかおかを応援したい」に8241万円、安全で快適な都市基盤づくり(基盤整備)に554万円などに活用された。そして、4月7日に他界した藤子不二雄Aとコンビを組んでいた藤子・F・不二雄が富山県高岡市出身ということで、「藤子・F・不二雄先生のふるさとづくり」に2459万円が活かされた。

それにしても、ざっと100万円前後するホイール4本セットを、360万円のふるさと納税寄付金で手に入れる人はどんな人物か。仕事は? 暮らしは? いろいろ妄想してしまう。

《レスポンス編集部》

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