【F1 オーストラリアGP】ルクレールがポールトゥウィンで今季2勝目

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メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで10日、F1第3戦オーストラリアGPの決勝レースが行われ、シャルル・ルクレールフェラーリ)がポールトゥウィンで今季2勝目を飾った。

新型コロナウイルスの影響で2年に渡り中止となったオーストラリアGPが3年ぶりに帰ってきた。近年デビューしたドライバーにとっては初体験のコースであるとともに、数か所のコースレイアウト変更があり、ベテラン勢も含めてフリー走行から苦戦する場面が見られた。

前日に行われた予選ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)が今季2度目のポールポジションを獲得。昨年のチャンピオン、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2番手につけ、チームメイトのセルジオ・ペレス(レッドブル)が3番手と、フェラーリ、レッドブルが速さをみせる結果となった。

決勝レースは58周。トップ2の順位は変わらなかったが、5番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が一気に3番手まで浮上してきた。9番グリッドから上位進出を目指したカルロス・サインツ(フェラーリ)はスタートをミスして一気に後退。さらにはスピンを喫しコースアウト、リタイヤとなった。

このサインツのマシンを回収するためにセフティーカーが導入され、7周目にレースが再開された。4位ペレスは3位のハミルトンにバトルを仕掛け、10周目にオーバーテイクに成功。これでレッドブル勢が2-3位体制となった。

しかしトップを行くルクレールは2位以下を引き離しながら走行。ペースが上がらない2位フェルスタッペンは19周目にピットインしてタイヤをミディアムからハードに交換した。翌周にペレスがそれに続いてピットイン。トップのルクレールは23周目にピットインしたが、フェルスタッペンの逆転はならず、ルクレールはトップを維持してコースに復帰した。

23周目、コースサイドに止まったマシンを排除するために再びセフティーカーが導入された。ピットインを先に伸ばし2位まで上がってきていたジョージ・ラッセル(メルセデス)がこのタイミングでピットイン。上位のピットイン前は5位を走行していたが、順位を2つ上げて3位でコースに復帰した。

リスタートは27周目。フェルスタッペンはルクレールに並びかけ、トップ奪取を狙ったが及ばず、逆にラッセルから追いかけられる状況になった。しかし順位は変わらず、36周目にはペレスがラッセルを抜いて3位に上がってきた。再びレッドブルの2-3体制となったが、39周目にフェルスタッペンのマシンにトラブルが発生してストップ。これでリタイヤとなり、レッドブルはペレスひとりの戦いとなった。。

その後ルクレールは後続に大きな差をつけて堂々のポールトゥウィン。今季2勝目を飾るとともに、ランキングポイントも独走トップの座を維持した。

2位はハミルトンやラッセルとのバトルを制したペレス。チームメイトのハミルトンの追撃を抑えたラッセルが3位に入った。

角田裕毅(アルファタウリ)は13番グリッドから序盤10位争いに加わっていたが、タイヤ交換後にペースが上がらず後退。15位でチェッカーを受けた。

■オーストラリアGP 決勝レース結果

1. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2. セルジオ・ペレス(レッドブル)
3. ジョージ・ラッセル(メルセデス)
4. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
5. ランド・ノリス(マクラーレン)
6. ダニエル・リカルド(マクラーレン)
7. エステバン・オコン(アルピーヌ)
8. バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
9. ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
10. アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
11. 周冠宇(アルファロメオ)
12. ランス・ストロール(アストンマーチン)
13. ミック・シューマッハ(ハース)
14. ケビン・マグヌッセン(ハース)
15. 角田裕毅(アルファタウリ)
16. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
17. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
以上完走

--. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
--. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)
--. カルロス・サインツ(フェラーリ)

《藤木充啓》

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