日産自動車(Nissan)の中国部門は4月8日、2022年第1四半期(1~3月)の新車販売の結果を発表した。商用車や輸入車、現地合弁の東風日産(一部車種)を含めた総販売台数は、29万8863台。前年同期比は15.2%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。
全販売台数29万8863台のうち、東風日産は24万2931台を販売した。前年同期比は16.9%減と、2年ぶりのマイナスとなった。
また、小型商用車(東風汽車と鄭州日産を含む)は第1四半期、5万5932台を販売した。前年同期比は6.7%減と2年ぶりに前年実績を下回った。
日産の中国市場における販売の主力は、引き続き、小型セダンの『シルフィ』。上級セダンの『アルティマ』も、前年同期比14%増の4万0686台と支持を集める。SUVは、『エクストレイル』をはじめ、『キャシュカイ』が3%増の4万1675台と堅調。商用車では、ピックアップトラックの『ナバラ』が支持を集める。
日産自動車の2021年の新車販売台数は、138万1494台。前年比は5.2%減と、3年連続で前年実績を下回っている。