「電欠」したEVに現地給電サービス…実証実験へ

ポータブル EV 急速充電器「ローディー」
ポータブル EV 急速充電器「ローディー」全 2 枚

あいおいニッセイ同和損害保険、MS&ADグランアシスタンス、トータスカーアシスタンス、ベル・エナジーは4月14日、電気自動車(EV)の普及を見据えて、「電欠」となった現場で充電サービスを提供する実証実験を5月から実施すると発表した。

[図:EV 向け現場充電サービス実証実験]

EVが電欠となった場合、最寄りの充電スポットまでレッカー搬送している。レッカー搬送の場合、レッカー車への積み下ろし作業や充電スポットまでの移動に時間がかかるケースがあり、ドライバーにとって負担だ。EV向けの新技術を活用し電欠発生現場で充電できるサービスの実効性などの検証を4社共同で実施する。

実証実験ではベル・エナジーのポータブルEV急速充電器「ローディー」を活用し現場充電サービスの実効性や、現場充電サービス導入によるEV 利用促進効果を検証する。最寄りの充電スポットまでのレッカー搬送と異なり、電欠現場で約20分充電することで運転を再開できる。20分の充電による航続距離は約40km。

ローディーは「どこでも急速充電」をコンセプトに、外部入力設備が不要のスタンドアローン設計。最大20kW(DC)の高出力で10分のEV充電で距離にして20km以上の走行できる見通し。

4社は実証実験を通じて得られたノウハウを活用し、EVユーザーの利便性向上を図り、EVの利用を促進していく。

《レスポンス編集部》

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