ボルボカーズ、5分の充電で航続160km目指す…次世代バッテリー開発へ

ボルボカーズの次世代バッテリー搭載のEVのイメージ
ボルボカーズの次世代バッテリー搭載のEVのイメージ全 1 枚

ボルボカーズ(Volvo Cars)は4月19日、ベンチャーキャピタル部門のボルボカーズ・テック・ファンドを通じて、EV用の超高速充電バッテリー技術を開発するイスラエル企業の「ストアドット」に出資した、と発表した

ストアドットは、5分の充電で160kmの航続を可能にするバッテリー技術の開発に取り組んでいる。ボルボカーズと協業することで、ストアドットは新技術の市場投入の時期を早め、2024年までの量産を目指す。

両社の協業は、ボルボカーズがスウェーデンのノースボルトと2021年に設立したバッテリー技術の合弁会社で行われる。ボルボカーズは、ストアドットへの出資を通じて、協業から生まれる新技術へのアクセス権を確保した。

ストアドットのバッテリー開発は、独自のシリコン優位の負極技術と関連するソフトウェアの統合が中心となっている。この技術は、航続が長く、充電時間が短く、コストがかからないEVを開発するというボルボカーズの目標と結びついており、超高速充電バッテリー技術の開発を目指していく。

ボルボカーズは、全面的な電動化に取り組み、2030年までにEVのみを販売することを目標に掲げる。2025年には、世界新車販売台数の半分をEVにすることを目指している。

《森脇稔》

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