画面サイズと性能を重視するなら[カーオーディオ システムアップ AtoZ]

アルパイン・DAF11Z
アルパイン・DAF11Z全 8 枚

カーオーディオシステムのブラッシュアップを検討しているドライバー諸氏に向けて、製品選びの勘どころを紹介している当連載。現在は「メインユニット」の選び方を解説している。今回は、アルパインの「ディスプレイオーディオ」にスポットを当てる。

さて、今や「カーナビはいらない」というドライバーにとってのファーストチョイスとなっている市販「ディスプレイオーディオ」だが、具体的にはどのようなモデルがあるのかを見ている。ここまではカロッツェリアとケンウッドのラインナップを紹介してきたが、もう1社、アルパインも「ディスプレイオーディオ」を積極的に展開している。

なおアルパインは昨年の11月に、「ディスプレイオーディオ」の新機種を3つ発表した。その内訳は以下のとおりだ。11型の『DAF11Z』(2022年2月発売)、9型の『DAF9Z』(2022年2月発売)、7型の2DIN機(本体は1DINサイズ)の『DA7Z』(2022年4月発売)、以上の3機種だ。ちなみに11型機と9型機は、画面がフローティングされている汎用大画面モデルだ。

ところでアルパインは、アルパインストアで限定販売するモデルも計4機種用意しているが、ここではそれらについての解説は割愛する。

では、新作3モデルの利点を紹介していこう。なお各機は画面サイズが異なるだけで、その他の機能は基本的に同一だ。

特筆したい利点は6点ある。まず1点目は、「“Apple CarPlay”と“androidauto”に対応していること」だ。なので対応するナビアプリや音楽アプリを車内で便利に使い倒せる。

2点目は、「HDMI端子が備わっていること」だ。“Apple CarPlay”と“androidauto”は映像系のアプリには非対応だが、HDMI端子があればスマホのミラーリングを行えるので、映像系アプリの画面を「ディスプレイオーディオ」のモニターに映し出せて音声もカースピーカーで楽しめる。

3つ目の利点は「内蔵パワーアンプの音が良いこと」だ。この部分についてもアルパインは大いに自信を持っていて、実際専門家からの評価も上々だ。続いて4点目は、「サウンドチューニング能力が高いこと」だ。サブウーファー出力を備え、フロントスピーカーとサブウーファー間に運用できる「クロスオーバー」機能も装備する。さらには、「タイムコレクション(タイムアライメント)」も搭載している。

そして5点目は、「ハイレゾ音源を再生できること」だ。しかもハイレゾクオリティで音楽信号を無線伝送できるBluetoothコーデック、「LDAC(エルダック)」にも対応している。最後、6つ目の利点は「車種別のチューニングデータが用意されていること」だ。当データは同社HPよりダウンロードできる。

大画面かつ高音質な「ディスプレイオーディオ」に興味があれば、アルパインの各機のチェックはマストだ。

今回は以上だ。次回以降もカーオーディオ製品選びのコツを解説していく。お楽しみに。

画面サイズと性能を重視するならコレ!? システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 02「メインユニット編」その15

《太田祥三》

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