アルピーヌ世界販売67%増、『A110』改良新型の効果 2022年第1四半期

アルピーヌ A110S 改良新型(欧州仕様)
アルピーヌ A110S 改良新型(欧州仕様)全 7 枚

ルノーグループ傘下のアルピーヌ(Alpine)は4月22日、2022年第1四半期(1~3月)の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は709台。前年同期比は67.2%増と、大幅に増えている。

好調な販売の要因のひとつが改良新型の投入だ。『A110』欧州仕様ラインナップには、「A110」、「A110GT」、「A110S」の3グレードが設定される。このうち、ベースモデルのA110では、1.8リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンが最大出力252hp/6000rpm、最大トルク32.6kgm/2000~4800rpmを引き出し、後輪を駆動する。トランスミッションは、ゲトラグ製の7速デュアルクラッチ。0~100km/h加速4.5秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を備えている。

高性能モデルのA110Sとグランドツーリングスポーツクーペを標榜するA110GTでは、1.8リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンが、再チューニングを受けた。その結果、最大出力は従来型にプラス8hpの300hp/6300rpmを獲得する。最大トルクは2kgmプラスの34.6kgm/2400~6000rpmとした。

トランスミッションはゲトラグ製の7速デュアルクラッチ。動力性能は、0~100km/h加速が4.2秒と、従来よりも0.2秒短縮した。最高速はA110 GT が250km/h、A110Sが260km/hに到達する。オプションの「エアロキット」を装着した場合、A110Sの最高速は275km/hに引き上げられる。

アルピーヌの2021年の世界新車販売台数は2659台。前年比は74%増と、2年ぶりに前年実績を上回っている。


《森脇稔》

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