自動車や二輪車、キックボードなどの小型モビリティの電動化が進んでいる昨今、意外なところにまで、その波は及んでいる。先頃行われた「ビークルスタイル」でも展示され、注目を集めていた電動サーフボードがそれだ。
サーフィンは波や風の力を利用して楽しむスポーツだが、電動サーフボードでは、モーターとリチウム電池を使用して動くので、風がなく、ベタ凪の状態でも楽しめる。
写真奥の「Wave Shark foil(ウェーブ・シャーク・フォイル)」は水面を飛び跳ね、爽快な滑空感が得られるフォイルサーフィン用の電動ボード。超軽量カーボン繊維などを使った機体の最高速度およそ時速45kmだ。ブラシレスモーターの採用で静音に配慮し、航跡もほとんど残さない。1度の充電で最長180分のライドが可能だ。
フォイルサーフィンは注目が高まっている一方で、高度な技術が必要とされるが、電動ボードを使えばビギナーでも楽しめるという。
なお、動力は2馬力以下で、全長3.3m未満のため、操船免許や船舶検査の必要はない。
写真手前は電動ジェットボード「Wave Shark Jetboard(ウェーブ・シャーク・ジェットボード)」。わずか3秒ほどで最高速の時速60kmに到達するのが特徴で、こちらも最長180分のライドが楽しめる。