アバルトは5月4日、『695トリブート131ラリー』(Abarth 695 Tributo 131 Rally)を欧州で発表した。名車アバルト『131ラリー』が最後のラリーに出走して40周年にあたることに敬意を表し、世界限定695台を生産する予定だ。
フィアット『131』の2ドアセダンをベースに、アバルトが高性能化を図ったのが、アバルト131ラリーだ。1976年にWRC(世界ラリー選手権)にデビューしたアバルト131ラリーは、1976~1981年の6年間に、18の国際ラリーで勝利した。1977年、1978年、1980年には、フィアットにWRCのコンストラクターズチャンピオンをもたらしている。
アバルト695トリブート131ラリーには、オリジナルモデルのブルーのボディカラーを再解釈した3層仕上げの「ブルーラリー」が用意された。ドアの下部にはアバルト131ラリーのシルエットをあしらう。室内には、アルカンターラ仕上げのダッシュボードとブルーをアクセントに配した新デザインのサベルト製シートを採用している。