「巨大すぎるディスプレイ」を確認、VW パサート 次期型のインテリアは大胆に進化する

VW パサート 次期型プロトタイプのインテリア(スクープ写真)
VW パサート 次期型プロトタイプのインテリア(スクープ写真)全 21 枚

VWは現在、欧州Dセグメントモデル『パサート』次期型の開発を進めている。今回、スクープサイト「Spyder7」は、巨大なディスプレイを備えた最新プロトタイプ車両のインテリアをスクープすることに成功した。

社内コード「B9」と呼ばれるパサートのプロトタイプは、フロント&リアエンドにお得意のステッカーが貼られ、一見従来型に見えるよう新デザインがカモフラージュされている。ワゴンタイプの「ヴァリアント」ボディだが、リアガラスはクーペのように寝かされており、これが従来型との大きな違いといえそうだ。ヘッドライトは、『ゴルフ8』に似たLEDデイタイムランニングライトの装着が予想されている。

VW パサート 次期型プロトタイプ(スクープ写真)VW パサート 次期型プロトタイプ(スクープ写真)

そして今回のトピックは初めて捉えたインテリアだ。よりクリーンなデザインと、より多くのデジタルガジェットを備えた、新しいダッシュボードが備わっている。センターコンソールには、VWのIDモデルと非常によく似た巨大なタブレットスタイルのディスプレイを装備するなど、完全に新設計されている様子がうかがえる。HVACコントロールは統合され、静電式のタッチ機能「キャパシティブステアリング」を備えている。

次期型のコックピットでもう一つの大きな変化はシフトレバーだろう。従来型ではフロントアームレストに非常に近いセンターコンソールにレバーが配置されているが、次期型ではステアリングコラムに取り付けられた。センターコンソールはまだカモフラージュされており、その下に何が隠されているかは不明だ。

VW パサート 次期型プロトタイプのインテリア(スクープ写真)VW パサート 次期型プロトタイプのインテリア(スクープ写真)

ステアリングホイールも現行型と異なるデザインだが、ゴルフ8やIDシリーズにみられる最新のVWスタイルは共通だ。音量、通話制御、クルーズコントロール機能を搭載、その奥にはフルデジタルのメーターパネルもも確認できる。

市販型では「MQB」プラットフォームのアップデートバージョンを採用、ホイールベースを延長し、ボディが拡大される。次期型ではセダンがラインアップから外れ、ワゴンのヴァリアントのみとなることが噂されており、EVセダンコンセプト「I.D. VIZZION」の市販モデルがパサートセダンの後継モデルとして設定されると見られている。

最後の内燃機関となる可能性があるパワートレインは、マイルドハイブリッドの支援を受け、いくつかのガソリン及びディーゼルエンジンと組み合わされる。プラグインハイブリッドもラインアップされるだろう。

パサート次期型のワールドプレミアは、2024年モデルとして2023年内と予想。基盤を共有する第4世代のシュコダ『スペルブ』と合わせて、スロバキアのブラチスラバで生産予定となっている。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る