スズキ、4期連続の営業減益…原材料価格高騰など 2022年3月期決算

スズキ・スイフト (インド仕様)
スズキ・スイフト (インド仕様)全 3 枚

スズキは5月11日、2022年3月期(2021年4月~2022年3月)の連結決算を発表。増収となったものの、原材料価格高騰等により4期連続の営業減益となった。

[写真:スズキ スペーシア]

2022年3月期の業績は、売上高が前期比12.3%増の3兆5684億円。半導体を含む部品供給不足の一方、前期が新型コロナウイルス影響により大幅減だったため、3期ぶりの増収となった。営業利益は同1.5%減の1915億円。新型コロナウイルス影響からの市場回復や為替影響の一方で、原材料価格高騰や減価償却費の増加により、4期連続の減益となった。経常利益は金融収支改善等により同5.9%増の2629億円、純利益は同9.5%増の1603億円となった。

事業別では四輪車事業の売上高は同11.4%増の3兆2048億円、営業利益は同11.2%減の1528億円となった。二輪事業は売上高が同22.7%増の2535億円、営業利益は同321.6%増の109億円。マリン事業は売上高が同17.5%増の980億円、営業利益は同40.5%増の240億円となった。

今期の業績予想については、半導体を含む部品調達懸念や世界的な情勢の先行きは不透明だが、売上高は台数増、単価改善、円安等により前期比9.3%増の3兆9000億円を見込む。営業利益は原材料価格高騰の影響やEV開発等のCASEへの取り組みに伴う費用増加等を織り込み、同1.8%増の1950億円、経常利益は同16.3%減の2200億円、純利益は15.8%減の1350億円を見込む。


《纐纈敏也@DAYS》

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