【キムコ X-TOWN CT125 試乗】フツーの125ccスクーターでは物足りない人へ…丸山浩

国産スクーターに見慣れている私たちには異色の大きさ

シートの幅が広く、乗りやすさは上々

ロングな距離を走っても疲れない安定感が際立つキャラクター

キムコ X-TOWN CT125。モデルは小鳥遊レイラさん
キムコ X-TOWN CT125。モデルは小鳥遊レイラさん全 32 枚

今回は台湾メーカーのキムコから、この4月に日本でも新発売となった『X-TOWN CT125』の紹介です。

125ccとは思えないサイズ感のキムコ X-TOWN CT125

国産スクーターに見慣れている私たちには異色の大きさ

キムコ X-TOWN CT125キムコ X-TOWN CT125

人気の125cc原付2種クラスのスクーターではありますが、まずそのサイズ・車格が国産スクーターに見慣れている私たちには異色。とても125ccには見えない大きさで迫力があります。

それもそのはず、このマシンは、ヨーロッパなどで展開されている『X-TOWN CT300』と共通ボディを採用。ワンクラスどころか2クラス上の車体を持っていると言っても過言ではありません。日本ではこのCT125と同時に、やはり共通車体の『X-TOWN CT250』も発売となっています。

シートの幅が広く、乗りやすさは上々

キムコ X-TOWN CT125キムコ X-TOWN CT125

ライディングポジションも250並みでシートの幅が広く、男性が乗ってもかかとが浮いてしまうのですがシート高自体はそれほど高いというわけではないので乗りやすさは上々。フロアボードがフラットで125としては面積が広く、ハンドル幅もそれなりに広いので快適なポジションとなっていました。

フロントインナー部にはポケットや最大5kgまで耐えられるコンビニフックがあり、ちゃんと利便性も考えられていたのもポイント。ハンドル中央カバーの隠れた位置にUSB電源ソケットがあるのが、ちょっとユニークでした。シート下のトランクスペースにはヘルメット1個までしか入らないのですが、ここは2つ入るようにするとそれはそれでリヤまわりのボリュームが大きくなり駐輪場などでの取り回しが大変になってしまうため、これでもいいのかも。

ロングな距離を走っても疲れない安定感が際立つキャラクター

キムコ X-TOWN CT125と小鳥遊レイラさんキムコ X-TOWN CT125と小鳥遊レイラさん

走行面ではCT125に採用されているエンジンは水冷単気筒で最高出力9.5kW=12.9psを発揮。ホンダ『PCX』の9.2kW=12.5psよりも馬力としては高いので125スクーターの中では力強い部類となりますが、このX-TOWNでは300にも対応した車格のために車重は179kgと、かなり重め。132kgのPCXのように軽い車体を元気にビュンビュン加速させるといった感じではなく、落ち着いたゆったりめなフィーリングの乗り味となっていました。

したがって、足着きもかかとベタベタではないことも相まって街中を小回りするという手軽さはありませんが、高速道路には乗れないまでもロングな距離を走っても疲れない、安定感が際立つキャラクターに仕上がっていました。

250のようなサイズからは非力に感じてしまうかもしれませんが、125としては元気のいいエンジンを大柄の車体に乗っけてみたという感じで、既存の125スクーターでは物足りない人が選ぶ新しい選択肢のひとつになっていると言えるでしょう。

■5つ星評価
パワーソース:★★
フットワーク:★★★
コンフォート:★★★★★
足着き:★★★
オススメ度:★★

丸山浩|プロレーサー、テストライダー・ドライバー
1988年から2輪専門誌のテスターとして活動する傍ら、国際A級ライダーとして全日本ロード、鈴鹿8耐などに参戦。97年より4輪レースシーンにもチャレンジ。スーパー耐久シリーズで優勝を収めるなど、現在でも2輪4輪レースに参戦し続けている。また同時にサーキット走行会やレースイベントをプロデュース。地上波で放送された「MOTOR STATION TV」の放送製作を皮切りに、ビデオ、DVD、BS放送、そして現在はYouTubeでコンテンツを制作、放映している。また自ら興したレースメンテナンス会社、株式会社WITH MEの現会長として、自社製品、販売車両のテストライド、ドライブを日々行っている。身長は168cm。

《丸山浩》

丸山浩

丸山浩|プロレーサー、テストライダー・ドライバー 1988年から2輪専門誌のテスターとして活動する傍ら、国際A級ライダーとして全日本ロード、鈴鹿8耐などに参戦。97年より4輪レースシーンにもチャレンジ。スーパー耐久シリーズで優勝を収めるなど、現在でも2輪4輪レースに参戦し続けている。また同時にサーキット走行会やレースイベントをプロデュース。地上波で放送された「MOTOR STATION TV」の放送製作を皮切りに、ビデオ、DVD、BS放送、そして現在はYouTubeでコンテンツを制作、放映している。また自ら興したレースメンテナンス会社、株式会社WITH MEの現会長として、自社製品、販売車両のテストライド、ドライブを日々行っている。身長は168cm。

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