BMW 3シリーズ セダン 改良新型、小型ATセレクター採用…欧州発表

新しいデザインのヘッドライトとキドニーグリル

リアはバンパーとテールランプが新デザインに

BMWカーブドディスプレイを備えた新設計のコックピット

BMW 3シリーズ・セダン 改良新型
BMW 3シリーズ・セダン 改良新型全 10 枚

BMWは5月18日、改良新型『3シリーズセダン』(BMW 3 Series Sedan)を欧州で発表した。内外装を中心に、リニューアルされている。

写真:BMW 3シリーズ・セダン 改良新型

◆新しいデザインのヘッドライトとキドニーグリル

改良新型の外観は、フロントを中心に変更した。LEDヘッドライトは下側がフラットな形状となり、ヘッドライト内のデイタイムランニングライトの配置は上下が逆転した。フロントバンパーは開口部を大きく取り、その左右にはL字型のインサートを組み込む。

標準のフルLEDヘッドライトは、従来よりも少しスリムになった。オプションのアダプティブLEDヘッドライトは、カバー内の青いアクセントが特長で、ヘッドライトユニットが青く光り、夜間にはフロントエンドの高級感を増すという。アダプティブLEDヘッドライトには、コーナリングライト、マトリックスハイビーム、アダプティブヘッドライトレンジコントロール、可変配光システムが含まれている。

キドニーグリルは、ダブルバーとグリル周囲の形状が新しくなり、さらにパワフルな印象を与えることを目指した。キドニーグリルの下に配置されたハイグロスブラック仕上げのエアインテークは、ブレーキシステムを冷却するとともに、洗練された雰囲気を演出している。

◆リアはバンパーとテールランプが新デザインに

リアは、バンパーが新デザインだ。ボディ同色の部分の面積が拡大したすっきりとしたデザインにより、洗練されたエクステリアを追求する。少しスリムになったテールランプと、フレアしたリアホイールアーチが、ワイドで筋肉質なスタンスを強調している。エキゾーストシステムのテールパイプフィニッシャーは、エンジンのバリエーションに応じて、直径が90~100mmとなる。

改良新型のエクステリアデザインに織り込まれたダイナミズムとモダンさへのこだわりは、モデルラインナップの再編にも反映されている。改良新型では、スタンダード仕様でもスポーティな外観を備える。

これは、標準装備される「Mハイグロスシャドウライントリム」によって、スポーティさが強調された成果、と自負する。これに加えて、すべての改良新型3シリーズセダンに、17インチアルミホイールが標準装備されている。

◆BMWカーブドディスプレイを備えた新設計のコックピット

インテリアは、大きく変更された。「BMWカーブドディスプレイ」を『3シリーズ』に初採用する。ドライバー正面の12.3インチのインフォメーションディスプレイと、ダッシュボード中央の14.9インチのコントロールディスプレイを一体デザインとし、高解像度のフルデジタルコックピットを構築している。

改良新型のコックピットの設計において、重視されたのはデジタル化だ。タッチコントロールと音声によるコントロールを増やして、スイッチの数を従来よりも大幅に減らしているという。

8速ステップトロニックトランスミッションのシフトレバーは、新開発のコンパクトなATセレクターに置き換えられた。パドルシフトが全車に標準だ。コンパクトなATセレクターは、センターコンソールのコントロールパネルに、スタート/ストップボタン、「iDrive」コントローラー、ドライビングエクスペリエンスコントロールボタン、パーキングブレーキ、その他の車両機能スイッチとともに配置されている。


《森脇稔》

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