【ハスクバーナ スヴァルトピレン250 試乗】オシャレな北欧デザインはビジネススタイルにも似合うかも…小鳥遊レイラ

若い人でも手が届くリーズナブルな価格帯

2気筒ほどのパワーはないものの車重の軽さでカバー

タンデムシートは座り心地が優秀

小鳥遊レイラさんとハスクバーナ スヴァルトピレン250
小鳥遊レイラさんとハスクバーナ スヴァルトピレン250全 32 枚

今回のマシンは、国産車ではお目にかかれないとても個性的なデザイン。特にキャリアを兼ねている天面や車名ロゴが入っている飛び出た楕円形のサイド形状を持った燃料タンクが印象的な北欧スウェーデンから来たハスクバーナの『スヴァルトピレン250』を紹介します。

若い人でも手が届くリーズナブルな価格帯

小鳥遊レイラさんとハスクバーナ スヴァルトピレン250小鳥遊レイラさんとハスクバーナ スヴァルトピレン250

その名の通りエンジンは水冷の250cc単気筒で基本価格は66万7000円。これまでハスクバーナに乗ってみたいなと気になりながらもなかなか手が出せなかった若い人たちでも、これならなんとか手が届きそうな感じです。

またがってみるとシート高は835mmと250クラスとしてはけっこう高め。このマシンには400cc版もあり、そちらもかなり腰高だった印象があるのですが、やはりこの250も身長160cmの私だと両足のつま先が本当にギリギリようやく着くくらい。ちょっと不安はありますが、引き起こしてみるとこれが超軽くて楽なんです!

2気筒ほどのパワーはないものの車重の軽さでカバー

ハスクバーナ スヴァルトピレン250ハスクバーナ スヴァルトピレン250

スペック的に燃料を除いた車両重量は153kgということなので、燃料が満タンに入っても163kg台いくかどうかといったところ。ステアリングまわりの取り回しにも軽さが感じられます。単気筒なので横幅はスリム。独特のデザインを持った燃料タンクも膝の当たる部分がスッと細いのでニーグリップはしやすかったですね。

ステップはバックステップとまでいかないけれど、ちょっと後ろ気味。ワインディングを気持ちよくスポーティに走るのに、ちょうど良さそうな場所に付いています。エンジンの最高出力は23kW=31.3psと単気筒なので2気筒ほどのパワーはありませんが、車重の軽さがあるのでそこそこ元気よく、高回転域もけっこう回ってくれるので、いい感じで走ることができました。

タンデムシートは座り心地が優秀

ハスクバーナ スヴァルトピレン250ハスクバーナ スヴァルトピレン250

デザイン以外で私が特徴的だなと感じたのがタンデム性能。250クラスだとタンデムシートがオマケ程度のマシンも珍しくありませんが、このマシンのシートはけっこう分厚くて座面も広く、座り心地が優秀です。それに大きくて高めに付いているグラブバーが、掴みやすさと同時に腰を受け止めるストッパーの役割も果たしており、後ろに乗っていて落ちそうになる心配がまずありませんでした。

国産車にはあまりないデザインのバイクが欲しいと思う人に、けっこうオススメしたいなと思えたスヴァルトピレン250。リーズナブルな価格帯なのに高級感があって大人な雰囲気は、ビジネスっぽい服装で乗っても似合いそう。普段はガレージハウスに置いておいて眺めるだけでも満足できそうですね。

小鳥遊レイラさんとハスクバーナ スヴァルトピレン250小鳥遊レイラさんとハスクバーナ スヴァルトピレン250

■5つ星評価
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★★
コンフォート:★★★
足着き:★★★
オススメ度:★★★★

小鳥遊レイラ|愛称:ことりちゃん
レースクイーンに憧れてモータースポーツ業界へ。しかしMOTOR STATION TVでの出演をきっかけに走る方に目覚めてしまい、いきなり大型二輪免許を取得。現在では2輪4輪共にサーキットを走り、2019年に4輪のレース参戦のためJAF国内A級ライセンスを取得。2021年にMFJロードレース国内ライセンスを取得して、2輪・4輪両方でレース参戦。ストリート走行からサーキット走行まで楽しむモータースポーツ女子。身長は160cm。

《小鳥遊レイラ》

小鳥遊レイラ

小鳥遊レイラ|愛称:ことりちゃん レースクイーンに憧れてモータースポーツ業界へ。しかしMOTOR STATION TVでの出演をきっかけに走る方に目覚めてしまい、いきなり大型二輪免許を取得。現在では2輪4輪共にサーキットを走り、一昨年に4輪のレース参戦のためJAF国内A級ライセンスを取得。先日、MFJロードレース国内ライセンスを取得して、今年は2輪でもレースに参戦予定。イベントMCから2&4輪の耐久レース参戦まで楽しむモータースポーツ女子。身長は160cm。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る