VWセダンの歴史が動く…!新型電動セダンの室内空間は『フェートン』並み、デビューは2023年か

VWの新型電動セダンプロトタイプ(スクープ写真)
VWの新型電動セダンプロトタイプ(スクープ写真)全 13 枚

VWは現在、ブランド初のフルエレクトリック・セダンとなる『AeroB』(エアロB、仮称)を開発中だが、スクープサイト「Spyder7」がその最新プロトタイプを捉えた。

エアロBは、2018年に公開された『ID Space Vizzion』の市販バージョンとして開発されている新型セダンだ。ニュルブルクリンクにある同社のテストセンター付近で捉えた車両は、コンセプトモデル同様のシルエット、そしてショルダーラインが確認できる。

VWの新型電動セダンプロトタイプ(スクープ写真)VWの新型電動セダンプロトタイプ(スクープ写真)

フロントエンドは部分的にステッカーで隠されているが、スリムなヘッドライト、メッシュのアンダーエアインテーク、直立したエアカーテンが見てとれる。また側面では、立体的なフェンダー、空力サイドスカート、フラッシュマウント・ドアハンドル、そして緩やかに傾斜したルーフラインが確認できる。後部では、突き出たリアスポイラーを装備、トランクに結合している。

市販型では『パサート』と近いサイズになるが、車内空間はかつて販売していたラグジュアリーサルーン『フェートン』と同レベルになるという。「MEB」プラットフォームを共有する『ID.3』では77kWhのバッテリーを積み、WLTPによる航続は550kmだが、エアロBでは84kWhのバッテリーにより最大700km(435マイル)の航続を誇る。

VWの新型電動セダンプロトタイプ(スクープ写真)VWの新型電動セダンプロトタイプ(スクープ写真)

同社はこの新型車を「革命的なプレミアムクラスのサルーン」になると語り、セダンのほかにシューティングブレークのボディスタイルも加えることがわかっている。またベースモデルは後輪駆動が標準となるが、ホットモデルとなる「GTX」では全輪駆動を採用。ベースモデルが0-100km/h加速8.5秒なのに対し、GTXでは5.6秒で走り抜ける。

ワールドプレミアは、2023年内と予想され、ドイツのエムデンにあるVW工場で生産予定となっている。最終的な名称は不明で、現段階で「ID.Aero(ID.エアロ)」が最有力候補と噂されている。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
  2. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  3. VWの小型ミニバン『キャディ』、改良新型を生産開始…5月末ドイツ発売へ
  4. スズキ スーパーキャリイ 特別仕様は“For Your Work Buddy”…デザイナーの思いとは?
  5. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  6. KGモーターズ、超小型モビリティの車名を『mibot』と発表
  7. MINI ハッチバック 新型の頂点「JCW」、今秋デビューへ…プロトタイプの写真を公開
  8. BMWの新型車、ティザー…実車は5月24日発表へ
  9. 「トゥクトゥク通学」学生の問題意識から生まれたレンタルサービス、実証試験を開始
  10. 【メルセデスベンツ EQA 新型試乗】“EQ感”がより増した、シリーズ最小モデル…島崎七生人
ランキングをもっと見る