自分でも音のセッティング…日産 エクストレイル 後編[カーオーディオ ニューカマー]

自分でも音のセッティング…日産 エクストレイル 後編[カーオーディオ ニューカマー]
自分でも音のセッティング…日産 エクストレイル 後編[カーオーディオ ニューカマー]全 9 枚

スピーカー交換をスタートに高音質化に興味津々の近藤さん。最初は軽い気持ちでインストールをはじめたが、もっと上を目指してシステムアップを実施。ついにはフロント3ウェイシステムにまでたどり着いた。千葉県のアークライドで最適なシステムを組んだ。

◆フロントスピーカーの3ウェイ化を実施
DSPや外部アンプも加え本格システムが完成

クルマの乗り換えを機会に本格的なオーディオのインストールをはじめた近藤さん。スピーカー交換をとっかかりにして、オーディオ熱が急上昇し、まもなくするとサブウーファーの追加などのシステムアップを実施して徐々に目指す音に近づけていった。そして次なるシステムアップのテーマになったのはフロント3ウェイだった。

「3ウェイスピーカーにはブラムのマルチックスを選びました。それまでもブラムを使っていて気に入ってましたし、音がすごく好みだったのもありました。それとデザイン的にも良かったので、3ウェイも同じブランドで決めました。これまでと同じブラムを使ってシステムアップする方が良い音への早道だと思ったんです」

この時のシステムアップでは同時にそれまでのDSPアンプから単体DSPへとシステムのレベルアップも目指した。3ウェイ+サブウーファーのシステム、さらには調整能力の強化を狙ってヘリックスのDSPウルトラを導入することにした。

「DSPアンプから単体DSPにグレードアップしたことで、外部アンプも必要になるのでオーディソンのAV5.1kとAV dueをシステムに組み込みました。最初のスピーカー交換からここまで3年程度掛かっていますが、徐々に好きな音になってきました」

◆艶のある音を追求し続けてきたオーナー
現時点の完成形となったシステムの満足度は高い

数回に渡るシステムアップを実施してきたのにはオーナーが思い描く良い音を追求してのことだった。現時点での完成形となる今のシステムに進化した際に、どんな印象を持ったのだろう?

「3ウェイ化とDSPの変更、パワーアンプの追加はかなり効果的だったため、それまで自分が思い描いていた音に大幅に近づきました。特に音数の多さが良い点でした。また音の厚みもぐっと出てきて狙い通りの進化をしたと感じています」

スピーカー交換に始まるエクストレイルのシステムアップと同時に、近藤さん自身のオーディオ・スキルもどんどんレベルアップしてきたここ数年。まだまだ上の音を目指していく予定だが、オーナーが考える高音質のポイントは何なのだろう?

「これまでも“もっと良い音にしたい”という思いでシステムアップをしてきました。特に注目してきたのが艶のある音でした。また音の厚みも重視しているポイントです。自分自身でいろいろなオーディオシステムを聴いて徐々にスキルアップしてきて、求めるサウンドの方向性もかなり定まってきたと感じています」

◆オーディオのもうひとつの楽しみ方として
DSPを使った詳細な調整も自らが手がける

ある程度のシステムが固まった現在、次の目標としているのはDSP調整のレベルアップだという。

「自分でも音のセッティングをして行きたいのでDSP調整のスキルを上げていきたいです。2ウェイの時から自分でDSP調整を手がけているんですが、3ウェイはかなり難しいので手こずっています。いろいろ経験して調整のエキスパートになりたいですね。高音質を自分の手で作り上げたいという欲求が強いです」

DSPによる調整作業も既にベテランの域に達している近藤さん、愛車の調整を通してますます調整レベルが上がっている。そんな調整を通じて目指す音には明確なテーマがあるという。

「ピアノやギターなどをもっと本物の楽器の音に近づけたいんです。今のスピーカーはエージングで大分変わってきたんですが、さらに調整でどこまで煮詰められるかも楽しみです。実際に自分で調整をはじめて分かったんですが、調整もオーディオの楽しみ方のひとつだと強く感じています」

エクストレイルはMTBを積み込んでオフロードコースに出かける足として、さらには大好きな写真撮影に出かけるお供として大活躍中。いずれも道中で気分を上げたりクールダウンするために高音質なオーディオは大活躍中だ。リアルで艶のあるサウンドを今後もさらに追求していく予定だ。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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