メルセデスマイバッハ、オートクチュールに着想の特別仕様 2023年前半に限定生産へ

上質な素材にトップクラスの職人技を組み合わせたオーダーメイド作品

専用のツートンボディにホワイト基調のインテリア

インフォテインメントの「MBUX」は専用仕上げに

コンセプト・メルセデスマイバッハ・オート・ヴォワチュール
コンセプト・メルセデスマイバッハ・オート・ヴォワチュール全 10 枚

メルセデスベンツは5月18日、『コンセプト・メルセデスマイバッハ・オート・ヴォワチュール』(Concept Mercedes Maybach Haute Voitur)を欧州で発表した。現時点ではコンセプトカーだが、2023年前半に少量を限定生産する予定だ。

◆上質な素材にトップクラスの職人技を組み合わせたオーダーメイド作品

メルセデスマイバッハ『Sクラス』をベースにしたコンセプト・メルセデスマイバッハ・オート・ヴォワチュールは、オートクチュールにインスパイアされた。オートクチュールとは、高級な仕立服を意味する。コンセプト・メルセデスマイバッハ・オート・ヴォワチュールは、上質な素材にトップクラスの職人技を組み合わせて作られたオーダーメイドの作品という。市販モデルに近いコンセプトカーのコンセプト・メルセデスマイバッハ・オート・ヴォワチュールは、ブランドの典型的な美学と職人技を、独特のファッションにインスパイアされた色と素材に組み合わせている。

メルセデスベンツグループのチーフデザインオフィサーを務めるゴーデン・ワグナー氏は、「このコンセプトカーは、メルセデスベンツのデザイン哲学の官能的純粋を、新たな方法で表現した。美しさと、すべての感覚に訴える並外れたディテールを兼ね備える」と語る。

コンセプト・メルセデスマイバッハ・オート・ヴォワチュールの色と装備のコンセプトは、これまでにないものだという。ファッションの世界と自動車を組み合わせて、洗練されたラグジュアリーの最高峰を表現した、と自負する。

コンセプト・メルセデスマイバッハ・オート・ヴォワチュールコンセプト・メルセデスマイバッハ・オート・ヴォワチュール

◆専用のツートンボディにホワイト基調のインテリア

コンセプトカーでは、ツートンカラーの塗装仕上げとした。マイバッハならではのツートン塗装の上側と鍛造ホイールは、ダークノーティカルブルーで仕上げられた。一方、ボディの下側の色は、明るいバラがモチーフ。官能的な色の組み合わせを実現しているという。

オートクチュールにインスパイアされたオーダーメイドのインテリアは、職人技に高品質の素材を組み合わせたものだ。色と素材のコンセプトは、オートクチュールの世界を彷彿とさせることを狙う。輝くホワイトと濃いマリンブルーがコントラストを演出する。シート、アームレスト、インストルメントパネル下側、ステアリングホイール、ルーフライニングはクリスタルホワイトのナッパレザー仕上げとした。

ダッシュボードには、ホワイトクロームラッカー仕上げのトリムパネルを装着した。スタイリッシュなローズゴールドのフレームが、ラグジュアリーさを強調している。ローズゴールドのアクセントは、センターコンソールとリアのメルセデスマイバッハのエンブレムにもあしらわれた。窓枠とベルトラインに沿って青いナッパレザーを配した。インストルメントパネル、ドア、ヘッドレスト、ヘッドライナーのレザーには、ライトグレーのスターパターンが添えられる。ドアポケット、インレイマット、スキャッタークッションには、白いフェイクファーを使う。

ホワイトとブルーのレザーを、独立した2つの後席に使用した。オートクチュールにインスパイアされたブルー、ベージュ、ローズゴールド、ゴールドの高品質なブークレ生地が、後席の乗員を包み込むという。

コンセプト・メルセデスマイバッハ・オート・ヴォワチュールコンセプト・メルセデスマイバッハ・オート・ヴォワチュール

◆インフォテインメントの「MBUX」は専用仕上げに

インフォテインメントシステムの「MBUX(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」も専用仕上げとなり、ローズゴールドのアクセントを取り入れた。ディスプレイ上のホームボタンは、ローズゴールドのリングとメルセデスマイバッハのロゴによって、さりげなく強調されている。

プロファイル選択メニューを操作すると、ドライバーはマグノリアの花などで歓迎される。12の異なるアバターから、オート・ヴォワチュールのプロフィール写真を作成できる。アバターは上質なアクセサリーを身にまとい、ディナージャケットやタイなど、エレガントな服を着ている、としている。


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《森脇稔》

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