NFTで1台限りを保証、コルベットZ06 新型に「ミントグリーン」…オークションに

シボレーがミントグリーンを他車に適用しないことをNFTで保証

最大出力670hpの自然吸気5.5リットルV8搭載

サーキット仕様の「Z07パフォーマンスパッケージ」を装着

シボレー・コルベット  Z06 新型のミントグリーン仕様
シボレー・コルベット Z06 新型のミントグリーン仕様全 7 枚

シボレーは6月14日、ブランド初となる「NFT」プロジェクトとして、 1台限りの新型シボレー『コルベットZ06』(Chevrolet Corvette Z06)を6月20~24日、チャリティ目的でオークションに出品すると発表した。

◆シボレーがミントグリーンを他車に適用しないことをNFTで保証

シボレー・コルベット  Z06 新型のミントグリーン仕様シボレー・コルベット Z06 新型のミントグリーン仕様

NFTとは Non-Fungible Tokens(非代替性トークン)を意味する。ブロックチェーンという分散型台帳に記録される識別子で、絵画、動画、音楽、その他の記録(車のVINなど)に結び付けられる。トークンは同じものが2つとないため、所有者はトークンによって資産の真贋、希少性、プログラマビリティ、インターネット上のトレーサビリティを保証することが可能になる。

シボレーは、ブランド初となるNFTプロジェクトとして、 1 台限りの新型コルベットZ06を、チャリティ目的でオークションに出品する。ボディカラーは専用色のミントグリーンで塗装された。シボレーが、このミントグリーンを他の新型コルベットZ06に適用しないことを、NFTによって保証するという。さらに、記念プレートが装着される。

また、1台限りの新型コルベットZ06のオークションには、アーティストの「xsullo」が手がけた作品も付帯する予定だ。新型コルベットZ06にインスパイアされた「NFTアートワーク」になるという。

◆最大出力670hpの自然吸気5.5リットルV8搭載

コルベットZ06は、『コルベット』の頂点に位置する高性能グレードだ。新開発の自然吸気5.5リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載する。これまでに製造された自然吸気の量産V8エンジンの出力を超えることを目標に開発された。軽量のフラットプレーンクランク設計により、エンジンは大パワーを生み出すために必要な高回転域に到達することができるという。

新しいエンジンは、パワーだけでなく、サーキットで最大限のパフォーマンスを引き出すように設計されている。8600rpmからのレッドゾーンやフルレーシングスタイルのドライサンプシステム、専用のインダクション&エキゾーストシステムまで、このエンジンはまったく新しいエモーショナル性を演出する、と自負する。

また、このエンジンはDOHC化されており、チタン製インテークバルブとナトリウム充填エキゾーストバルブを支えるデュアルコイルバルブスプリングを採用する。鍛造アルミ製ピストン、鍛造チタン製コネクティングロッドにより、軽量化と高い強度も追求した。新開発のアクティブスプリットインテークマニホールドも導入した。これらにより、新型コルベットZ06は、最大出力670hp/8400rpm、最大トルク63.6kgm/6300rpmを獲得する。従来型よりも排気量を約700cc縮小しながら、パワーは新型が20hp上回っている。

◆サーキット仕様の「Z07パフォーマンスパッケージ」を装着

シボレー・コルベット  Z06 新型のミントグリーン仕様シボレー・コルベット Z06 新型のミントグリーン仕様

また、オークションに出品される予定の新型コルベットZ06には、サーキット走行を意識した「Z07パフォーマンスパッケージ」が装着される。このパッケージには、カーボンファイバー製ハイリアウイングとグランドエフェクト、シャシーの専用チューニング、「マグネティック・ライド・コントロール」の専用チューニング、特注のミシュラン製「カップ2 R ZP」タイヤ、ブレンボ製カーボンセラミックブレーキ、カーボンファイバー製ホイールなどが含まれている。カーボン製ホイールは、バネ下重量を18.6kg軽量化する効果を発揮する。


《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  5. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る