日産 リーフ 、内外装をリフレッシュ…2023年型を米国発売

新デザインのフロントグリルやアルミホイール

1回の充電での航続は最大341km

急速充電は40~45分でバッテリー容量の8割を充電

最新の「プロパイロット」

日産 リーフ の2023年モデル(米国仕様)
日産 リーフ の2023年モデル(米国仕様)全 10 枚

日産自動車の米国部門は6月21日、『リーフ』(Nissan Leaf)の2023年モデルを発売した。現地ベース価格は、2万7800ドル(約377万円)と発表されている。

◆新デザインのフロントグリルやアルミホイール

2023年モデルでは、エクステリアをリニューアルした。フロントは、グリルやバンパーモールが新デザインで、ヘッドライトにはブラックのインナーフィニッシャーを採用する。日産の新しいデザイン言語を反映させたエンブレムは、発光式とした。

また、リアアンダーディフューザー、リアスポイラー、タイヤデフレクターの形状を変更し、空力性能を引き上げた。2023年モデルのリーフには、「リーフS」と「リーフSVプラス」の2つのバージョンが用意された。上位グレードのリーフSVプラスには、新デザインの5スポーク17インチアルミホイールを標準装備する。

2023年モデルのインテリアには、ステアリングホイールに新しい日産エンブレムが付く。インストルメントパネル中央のディスプレイには、新しいスタートアップ画面が採用された。両グレードに、ブラックのモケットシートを標準装備した。リーフSにはグレーのフィニッシャー、リーフSVプラスにはグロスブラックのフィニッシャーが採用されている。

日産 リーフ の2023年モデル(米国仕様)日産 リーフ の2023年モデル(米国仕様)
日産 リーフ の2023年モデル(米国仕様)日産 リーフ の2023年モデル(米国仕様)

◆1回の充電での航続は最大341km

リーフSには、蓄電容量40kWhのリチウムイオンバッテリーと最大出力147hp、最大トルク32.6kgmの電気モーターが搭載されている。1回の充電での航続は、最大およそ240kmになる見通しだ。

上位グレードのリーフSVプラスには、大容量の60kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載している。これにより、1回の充電での航続は、最大341kmまで拡大する見込み。リーフSVプラスには、最大出力214hpの電気モーターを搭載する。リーフSに対して、45%パワフルだ。最大トルクは34.6kgmを引き出す。

リーフの2023年モデルには、「eペダル」が標準装備されている。アクセルペダルだけで加速、減速が行えるワンペダル走行を可能にしている。

日産 リーフ の2023年モデル(米国仕様)日産 リーフ の2023年モデル(米国仕様)日産 リーフ の2023年モデル(米国仕様)日産 リーフ の2023年モデル(米国仕様)

◆急速充電は40~45分でバッテリー容量の8割を充電

2023年モデルのリーフは、急速充電ポートを使って、40~45分でバッテリー容量の80%を充電できる。また、120ボルトのコンセントと240ボルトのコンセントに差し込むことができるポータブル充電ケーブルも利用できるため、レベル2の充電器を自宅に設置する必要がないという。

なお、2023年モデルのリーフには、バッテリーパックに新車登録から8年間、または走行16万kmをカバーするリチウムイオンバッテリー保証が付帯している。

2023年モデルのリーフでは、高品質で広々とした機能的なインテリアを追求している。キャビンは5名が快適に乗車できるという。60対40の分割折りたたみ式リアシートが装備された。リアのトランクは、充分な荷物スペースを持つように設計されており、2列目シートを折りたたんだ状態で、850リットルの容量を備えている。

日産 リーフ の2023年モデル(米国仕様)日産 リーフ の2023年モデル(米国仕様)

◆最新の「プロパイロット」

Appleの「CarPlay」とグーグルの「AndroidAuto」を標準装備した。「NissanConnect」と「Nissan Door to Door Navigation」がオプションで選択できる。また、「NissanConnect EV」とテレマティクスサービスにより、遠隔操作で車両の充電を開始し、充電状態をモニターすることができる。乗車する前に、バッテリーの充電やヒーターやエアコンを作動させることを可能にしている。

リーフSVプラスに標準装備されているのが、先進運転支援システム(ADAS)の最新「プロパイロット・アシスト」だ。これには、日産のインテリジェントクルーズコントロールとステアリングアシストテクノロジーを組み合わせたハンズオンドライバーアシストシステムと、車両を完全に停止させることができるストップ&ホールド機能が付く。高速道路の渋滞時などには、前車に追従して停止し、前車が再発進するのに合わせて、走行を開始することができる、としている。


《森脇稔》

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