くま川鉄道の全線再開は2025年度中に…球磨川の新橋架橋に目途

流出当時の球磨川第四橋梁。
流出当時の球磨川第四橋梁。全 2 枚

令和2年7月豪雨の被災により現在、人吉温泉駅(熊本県人吉市)と肥後西村駅(熊本県錦町)との間で運行を見合わせているくま川鉄道が2025年度中に全線再開する見通しとなった。同社が6月23日に開設した公式Youtubeチャンネル「くま鉄チャンネル」で明らかにした。

【画像全2枚】

開設されたくま川鉄道公式YouTubeチャンネル。

同鉄道の復旧に際しては2021年5月、過去3年間赤字で大規模災害を受けた鉄道事業者が復旧した鉄道施設を公的主体が保有し、鉄道事業者に無償貸与する上下分離方式を導入することを条件に受けることができる国の「特定大規模災害等鉄道施設災害復旧事業費補助金」を利用することが正式に決定されていた。

これにより国と地方自治体が復旧費の2分の1ずつを負担するが、国から地方自治体に対しては、元利償還金(借入元本と利子)の95%を普通交付税措置として充当することになる。

比較的被害が少なかった肥後西村~湯前間は2021年11月に再開しているが、人吉温泉~肥後西村間については球磨川に架かる全長322mの球磨川第四橋梁が流出しており、その架替えが最大の課題となっていたが、新橋の設計と工期が決まったことで全線再開への道がようやく開けることになった。

新橋は令和2年7月豪雨並の洪水にも耐えられるよう設計されたトラス橋で、10の橋脚を持ち、全長は397.5mと旧橋より長くなるという。

5両すべてが浸水した被災直後の様子。5両すべてが浸水した被災直後の様子。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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