最後のICE搭載『トゥアレグ』、現行初のビッグマイナーでどう進化する?

VW トゥアレグ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)
VW トゥアレグ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)全 19 枚

VWのフラッグシップ・クロスオーバーSUV『トゥアレグ』が現行初の大幅改良を迎える。日本で販売されなくなり久しいトゥアレグだが、どのような進化を遂げるのか。スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えたプロトタイプの姿とともに紹介する。

初代トゥアレグは2002年、ポルシェ、アウディとの共同開発により誕生。第3世代となる現行型は、2018年に登場しており、これが初の大幅改良となる。

VW トゥアレグ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)VW トゥアレグ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

アルプスで捉えた2台のプロトタイプは、どちらもフロントエンドを中心にカモフラージュ。ヘッドライトにはステッカーが貼られ、下部へ伸びているように見えるがこれはダミーだ。しかし全体を隠していることから内部LEDグラフィックはもちろん、アウトラインも変更される可能性がありそうだ。またバンパーのコーナーエアインテークは一部が塞がれており、こちらも今後着手されるだろう。

後部では、デュアルエキゾーストパイプと、ディフューザーの上には全幅リフレクターを備えるスポーティーなR-Lineバンパーを装備。テールライトのグラフィックは新設計されているように見える。

キャビン内では、12インチのデジタルインストルメントクラスターと15インチのインフォテインメントタッチスクリーンを備える「イノビジョンコックピット」がすでに採用されているため、改良新型では更新されたソフトウェアを取得、より高度なADASを搭載するだろう。

VW トゥアレグ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)VW トゥアレグ 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

トゥアレグは、アウディ『Q7』や『Q8』、ポルシェ『カイエン/カイエンクーペ』、ベントレー『ベンテイガ』、ランボルギーニ『ウルス』など、多くのVWグループのSUVと共通の「MLB Evo」プラットフォームを採用。改良新型でも、3.0リットルV6 TDIディーゼル、3.0リットルV6 TSIガソリン、プラグインハイブリッドV6 TSI、パフォーマンス重視の「R PHEV」などがキャリーオーバーされる見込みだ。ただディーゼルに関しては、より厳しい環境規制のために特定の市場から外される可能性がある。

トゥアレグ改良新型のデビューは2023年初頭と予想される。これが最後のICE(内燃機関)搭載トゥアレグとなるだろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る