トヨタ米国販売19%減、『GR 86』は6倍の伸び 2022年上半期

トヨタ GR 86(北米仕様)
トヨタ GR 86(北米仕様)全 7 枚

トヨタ自動車(Toyota)の米国部門の米国トヨタ販売は7月1日、2022年上半期(1~6月)の新車販売の結果を発表した。総販売台数は104万5697台。前年同期比は19.1%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。

写真:トヨタの米国主要モデル

全販売台数104万5697台のうち、トヨタブランドは91万4609台。前年同期比は19.4%減と後退した。その内訳は、乗用車が29万1310台で、前年同期比は25.2%減と2年ぶりに減少した。SUVなどのライトトラックは62万3299台。前年同期比は16.3%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が13万5925台を販売した。前年同期比は23.5%減と2年ぶりに減少した。『カローラ』は、24.9%減の11万6832台と後退した。『プリウス』は47.9%減の2万0214台と、2年ぶりに減少している。

スポーツカーでは、『スープラ』が前年同期比41%減の2684台と後退した。一方、『GR86』 は6177台を売り上げ、前年同期のおよそ6倍の伸びを見せた。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が20万0885台を売り上げ、前年同期比は9.2%減と3年ぶりのマイナス。中型SUVの『ハイランダー』も、18.7%減の11万7403台と後退した。『C-HR』は、62.9%減の9080台と2年ぶりに減少。『ランドクルーザー』は、98.9%減の39台と後退している。

大型ピックアップトラックの『タンドラ』は、前年同期比1.0%増の4万4316台と、新型効果で4年ぶりの前年超え。中型ピックアップトラックの『タコマ』は、22%減の10万8648台と2年ぶりに前年実績を下回った。

トヨタ自動車の2021年の米国新車販売台数は233万2262台。前年比は10.4%増と、6年ぶりに前年実績を上回っている。


《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る