2022年以降の世界の自動車アフターマーケットを支える5つの主な動向

2022年以降の世界の自動車アフターマーケットを支える5つの主な動向
2022年以降の世界の自動車アフターマーケットを支える5つの主な動向全 1 枚

パンデミックに影響を受け不振に終わった2020年から、世界の自動車アフターマーケットは2021年に回復しました。2022年も同市場が前進を継続する勢いを、その動向が示しています。スパークプラグ、ブレーキ、タイヤ、衝突し破損したボディパーツなどのセグメントに牽引され、2021-2022年の市場総売り上げの年平均成長率は7.1%に達すると予測されます。

2021年に回復

2021年、サプライチェーンの崩壊は、原材料および最終製品の価格高騰を招き、アフターマーケットの利益を圧迫しました。これは2022年の市場見通しに、プラスの影響を与える多くのトレンドにより相殺されました。まず第1に、2020年のパンデミック関連の混乱により年間車両走行距離(VMT)が大幅に減少した後、VMTは2021年の後半に回復し、多くの市場で2019年のレベルに近いVMTを記録しました。

第2に、中古車の利用増加により、車両の保守・修理への顧客の出費が増大しました。第3に、2021年の電気自動車(EV)販売の増加が、下流のサービスプロバイダーに新たな機会(およびいくつかの課題)を切り開きました。最後に、2020年のdo-it-yourself(DIY)の波が2021年に衰退し、do-it-for-me(DIFM:私のためにやってください)の需要が大きく回復していることです。これにより、保守・整備工場へのスポットライトが再び当たるようになり、再びパーツ選定への影響を与える立場になり、ビジネスを好転させています。

自動車のアフターマーケットに関する総合的な市場見込み、地域ごとの動向、市場規模予測などの詳細は、弊社の調査レポート、Global Automotive Aftermarket Outlook, 2022(世界の自動車アフターマーケットの見通し 2022年)をご覧ください。同レポートに関するプライベートブリーフィングの開催も可能です。ブリーフィングに関する情報は、marketing.jp@frost.comにご連絡ください。


《フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社》

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